洗面?トイレ?
溫水洗浄便座?浄化槽
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朝夕の身だしなみに欠かせない洗面スペースと清潔さが大切なトイレ。
汚れがつきやすく、目立ちやすい部分でもあるので、いつも快適に使用できるよう気を配りましょう。
洗面まわりに可愛い小物を飾ったり、トイレの壁にお気に入りの絵を掛けたりと、インテリア面も工夫しながら、さわやかな空間作りを心掛けたいものです。
洗面
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直接、ボウルに熱湯を入れないでください。
洗面ボウルにはホーロー、陶器、カウンターと一體の人造大理石があります。どのタイプのボウルも直接熱湯を入れるとボウルが傷んで、壽命が短くなる原因になります。また、化粧品のビンなどをボウルに落とさないよう気をつけましょう。ボウルが破損する恐れがあります。
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洗面も日焼けします。
洗面化粧臺やボウルに、直射日光が當たらないよう注意してください。長時間日光にさらされると変色したり、反ったりすることがあります。もし、日が當たるようであればカーテン?ブラインドをつけるなどして、直射日光を遮るようにしてください。
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洗面カウンターのお手入れのポイントは…
水拭きまたは100倍程度に薄めたキッチン用中性洗剤で汚れを拭きとり、洗剤を使った場合は水拭きまたは、乾拭きします。クレンザーを使いますと傷がつき、光沢もなくなります。またカウンターは、いつも水分を拭き取っておくのがポイントです。手洗い用の石けん置きに、スポンジを使えば、石けん水がいつも染み込んでいる狀態で、掃除する時にも便利に使えます。
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鏡に毛染め液やうがい薬などがついて色殘りした場合は…
毛染め液やうがい薬などがついてしまったら、すぐ拭き取るようにしてください。時間が経ってしまった場合は、無色のキッチン用中性洗剤を5倍に薄めたものを、コットンやティッシュに含ませ、色のついたところに1?2時間貼り付けます。その後水を含ませた柔らかい布で軽く拭きましょう。これを繰り返してください。
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ミラーキャビネットのお手入れ方法
木製の場合は、柔らかい布に住宅用中性洗剤をつけて汚れを拭きとります。樹脂製の場合は、100倍程度に薄めた住宅用中性洗剤をつけて拭きとります。その後、水拭きをし、水気を殘さないように乾拭きをしておきましょう。
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ちょっとの汚れでも目立つのが、鏡です。
日ごろのお手入れは乾拭きで十分。石けんの泡などがはねてできた汚れには、やわらかい布にガラスクリーナー又はキッチン用中性洗剤を薄めたものをつけて拭きます。くもり止めコートの施された鏡の場合は5倍に薄めたキッチン用中性洗剤をつけて拭きます。
水気を拭き取っておくのが手入れのポイントです。水拭きはくもりの原因になりますので、必ず最後には乾拭きしてください。ミラー部分は、くもり止めコート仕様の物が多く、固い物でこすらないように注意が必要です。 -
洗面の排水口に物を落とした場合は…
洗面臺の下にある排水トラップがS字狀の場合は、この部分に異物が溜まります。モンキーレンチでナットをゆるめ、トラップを外して落としたものを取り出します。中に水が溜まっていますので、下に洗面器などを置いて受けましょう。またパッキンなどをなくさないよう注意してください。
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キャビネット內にものを詰め込みすぎないようにしましょう。
キャビネット內にたくさんのものを詰め込みすぎると、排水管が圧迫されて抜けてしまう心配があります。収納方法を工夫してたくさん入れすぎないように注意しましょう。
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洗面ボウル?水栓のお手入れ。
洗面ボウルは、柔らかい布で水気を拭いておくと、汚れ防止になります。洗面ボウルのまわりに汚れが付著した場合は、浴室用中性洗剤をスポンジにつけて洗い流しましょう。落ちないときは、クリームタイプのクレンザーで拭き取ります。トップコートの施されたボウルの場合は洗剤の使用方法が異なります。取扱説明書をご確認ください。洗面化粧臺についている洗髪用のホースなどは、硬く絞った布で水拭きした後、乾拭きしておきましょう。
シャワーホースなど水栓部分は摩耗劣化するものです。5年を目安に點検?交換を行いましょう。水漏れしていないか、定期的なチェックを心がけてください。 -
排水管のつまりはパイプクリーナーを使って。
排水管洗浄剤(詰まり予防用)を定期的に使用して、排水パイプの汚れを落とします。つまりや悪臭を防ぐことができます。それでも取り除くことができない場合は、排水管洗浄剤(詰まり除去用)を使って、つまりを解消してください。配管が詰まった場合は、排水トラップを外してU字管のヌメリやゴミを取り除いてください。
【ポンプ式吸引カップ(ラバーカップ)】
吸引カップ同様、水の圧力でつまりを取り除きます。カップ部分を排水口にあてて強く押し、圧力をかけます。
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排水管が水漏れしたら…
ほとんどの原因がナットのゆるみですので、まずナットをモーターレンチで締めてください。それでも水漏れが止まない場合は、接続部分のゴムパッキンが摩耗しているのが原因です。排水管を分解し、新しいパッキンと交換してください。部品がすぐ手に入らない場合は、応急処置として耐水性の高いビニールテープを使う方法もあります。わからない場合は、當社ダイワハウスサポートデスクか専門業者へご連絡ください。
ダイワハウスサポートデスク(24時間365日受付)
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排水口のヘアキャッチャーも定期的にお手入れを。
髪の毛や糸クズ等が流れてしまうのを防ぐヘアキャッチャーにゴミがたまると、水の抜けが悪くなるので、こまめにおそうじしましょう。排水栓を上に引き抜き、ヘアキャッチャー部分についているゴミを古歯ブラシなどで取り除いた後は、元どおりにはめ込んでおきます。
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月に一度はフロアキャビネット…もお手入れを。
汚れが目立つ外側はもちろん、濕気が多くカビのはえやすい洗面下のキャビネットは、月に一度はおそうじをします。中の物を全部出して掃除機でホコリを吸い取り、ぞうきんで水拭き。その後、扉を半日ほど開けて自然乾燥させます。扉はよく絞ったぞうきんで拭きます。後で乾拭きしてください。床用ワックスを塗っておくと、汚れがついても落としやすく、ふだんは乾拭きだけで十分になります。月に一度のおそうじのたびに塗り直すようにしましょう。
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ヌメリ取り剤を使用しないでください。
最近市販されている、ゴミカゴ用のヌメリ取り剤は、塩素ガスを発生させます。それによって、シンクや周辺のステンレスなどが錆びることがあります。使用しないようにしてください。
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水受トレイのまわりも點検してください。
水受けトレイがある場合は、週1回キャビネット內の水受トレイを定期的に點検し、まわりに水がこぼれていないか、調べてください。濡れたり、水がかかっている場合、やわらかい布で拭き取ります。その後、水受トレイを元どおりセットします。水受けトレイが背板の奧に設置されている場合は背板を取り外して點検してください。
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壁付溫風機?ホットボーイのお手入れ方法。
カバーグリルはホコリがたまりやすい場所です。月に2回程度掃除機でホコリを吸い取ってください。毎日のお手入れは外側のホコリを拭くだけで十分です。
フィルターも月2回程度取り外して、ぬるま湯で洗ってください。乾いたら再びセットします。正しくセットしないと故障の原因となります。
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洗濯機用排水トラップのお手入れ方法
- 1ナットを外す
- 2クリーム色のエルボ?ワンを取り出し、ゴミを取り除く。
- 3 1 2 順にセットする。(ホースの向きを調整後、ナットをしっかりしめてください。)
※排水口にゴミがたまって、オーバーフローする可能性がありますので、毎月1?2回定期的に掃除をしてください。
※ドラム式洗濯機については、通常よりもゴミが多く排出されます。必ず定期的に掃除してください。つまる場合があります。
トイレ
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トイレットペーパー以外は流さないこと。
新聞紙、紙おむつ、ティッシュペーパー、おそうじシートなど、トイレットペーパー以外のものは絶対に流さないようにしましょう。(メーカーによっては流せないお掃除シートがあります。)便座の蓋や本體は大切に扱ってください。踏み臺にしたり、重いものを載せたり、開閉を亂暴に扱うのはやめましょう。また、誤って異物を落とした場合は、そのまま水を流すと便器が詰まります。汚水が溢れて、床を汚すことがありますので必ず取り除いてください。
- ■シンナー、ベンジン、磨き粉、たわしなどの使用は、表面を傷めますので絶対に使用しないでください。
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便器は薄めた臺所洗剤で。
便器の汚れは、トイレ用洗剤か100倍程度に薄めた臺所用洗剤をスポンジに付けて落とし、水または溫水で濡らした柔らかい布で拭き取ります。
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快適さのために、床のお掃除もまめにして。
トイレの床はいつも清潔で、快適な狀態であってほしいもの。便器だけでなく、こまめに拭いて常にきれいにしておきましょう。
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汚物が詰まったら
まず、汚水が飛び散るのを防ぐため、床に新聞紙を敷きます。この後、小さな穴を開けた、透明のビニールシートを便器にかぶせ、ラバーカップのもち手が通るようにします。カップは便器の穴に當て、透明ビニールは便器を覆うように広げてください。ラバーカップをゆっくりと押し、その狀態から一気に引き上げましょう。詰まっていた汚物が吸引されて出てきますので取り除いてください。また、便器に強く押しすぎるとかえって汚物を詰まらせることがあるので注意しましょう。
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トイレの水が止まらなくなってしまった時…
水が止まらない原因は、ボールタップ(水の取り入れ口)か、排水金具の排水バルブ(水の出口)のどちらかに、異常があると考えられます。ボールタップは、タンク內に取り入れる水が満水になった時、浮き玉が上がって水の流入を止める裝置。一方、タンク外側からのレバー操作によって、排水金具の排水バルブを持ち上げ、排水口を開放にして水を流すのが排水バルブです。止水栓を開閉することで原因を探しましょう。
【止水栓を閉めて原因を探す】
タンクの橫にある止水栓を閉めて、タンクへの水の供給を止めてください。この狀態で便器への水漏れが止まれば、故障の原因はボールタップ內のピストンバルブのパッキンと考えられます。水漏れが止まらなければ、排水金具の排水バルブの磨耗か、この部分に水がたまっているのが原因です。パッキンが腐食し、さわるとぬるぬるした黒ずみが手につく場合は、新しいものと交換してください。
【止水栓を開けて原因を探す】
止水栓を開けた狀態で、浮き玉を少し持ち上げて水漏れが止まる場合は、タンクの満水時に浮き玉が十分上がっていないため、ボールタップの弁が閉まらず、オーバーフロー管に水が流れ込み、水漏れが起きているのが原因と考えられます。
【各部の名前】
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浮き玉について
浮き玉が正しい位置に浮き上がっていない場合は、浮き玉を回転させて、満水時の水位を引き下げるようにしてください。浮き玉を右へ回転させると、水位が下がります。
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フィルターの掃除
フィルターが詰まると、タンクに水を溜める時間が長くなります。すぐ、フィルター內のゴミを取り除いてください。
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トイレの鍵は外からも解錠可能!
トイレで急に倒れたり…などの緊急時、中から鍵がかかった狀態でも、外から解錠することが可能です。ドアノブのネジ穴の部分にドライバー(コインも可)を差し込んで、回して開けてください。
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結露による床濡れに気をつけましょう。
濕気の多い梅雨時や冬の暖房時には、便器やロータンクの表面に水滴がつくことがあります。これは結露といい、ガラスコップに氷水を入れると、たちまちコップが汗をかくのと同じ現象です。ひどい時には水滴が流れ落ちて床を濡らしてしまうことがあります。そのままにしておくと床材などが傷んでしまいますので、窓を開け、換気扇を回して、換気をよくしてください。
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便器の凍結防止
便器の凍結防止方法は、便器によって異なります。ご家庭の便器がどのタイプか確認してください。流動弁?止水栓の位置や水抜き方法についても、機種によって異なりますので、詳しくは取扱い説明書をご覧ください。
【寒冷地用(水抜き式)】
水抜栓を操作し、タンクへの給水を止めてください。洗浄ハンドルを回して水を流し、タンクと配管內を空にして凍結を防止します。
【寒冷地用(流動式)】
流動弁を全開にしてください。タンク內の水が絶えず便器內に流れ、凍結を防止します。
溫水洗浄便座
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日常のお手入れについて
お手入れの前には、必ず電源プラグを抜くことを忘れずに。まず、やわらかい布で水拭きをしてください。汚れが目立つときは、住宅用洗剤などを使用し、その後水拭きをしてください。
- ■クレンザーや研磨材の入っている洗剤は、本體ケースや便座などを傷つけます。
- ■酸性、アルカリ性の洗浄剤は、本體內の樹脂以外の金屬部分を腐食させますので、使わないでください。
- ■トイレ用洗剤は揮発性ガスにより、溫水洗浄便座をいためることがあります。てぎわよく短時間にお手入れをしましょう。
- ■本體に直接水を掛けて洗わないでください。
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月に1回は脫臭用吸込みフィルターのお掃除を。
月に1回は脫臭用吸込みフィルターのお掃除を。ノズル橫の吸込みフィルターを乾いた歯ブラシでゴミを取り除いたら、元どおりにセットしてください。水洗いすると、脫臭剤が破損します。內蔵の脫臭剤ユニットを搭載した機種ではユニットの交換の目安は約7年です。臭いが気になりだしたら取り換えてください。
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シャワーノズルのお手入れ
水あか、汚物などにより、ノズルの動きが悪くなる場合があります。ノズルを引き出し、歯ブラシで洗い引きだしたり戻したりしてください。ノズルを戻すとき、水がでることがありますのでご注意。また、ノズルを曲げないようにします。
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凍結の予防をしてください。
凍結すると、配管や本體內部が破損して漏水します。取扱説明書にあるメーカー指定の「水ぬき」、または「電源を入にしておく」など、凍結予防をしてください。
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低溫ヤケドに注意してください。
溫かい便座に、長時間、同じ部分の皮膚が觸れていますと、低溫ヤケドを起こすことがあります。次のような方が使用されるときには注意してあげてください。
- ■幼児、高齢の方、皮膚の弱い方、自分で溫度調整できない方、眠気を誘う薬(睡眠薬?風邪薬など)を服用された方、深酒、疲労の激しい方。
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本體や電源プラグに水や汚水をかけないでください。
感電やショートして火災の原因になります。
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電源プラグは根元まで確実に差し込み、ホコリは定期的にお掃除を。
差し込みが不完全ですと、感電や発熱による火災の原因となります。電源プラグは、確実に根元まで差し込んでください。プラグにホコリなどがたまると、濕気などで絶縁不良となり、火災の原因になります。定期的にプラグを抜き、乾いた布で拭いてください。
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便座の部屋暖房ユニットの吹出し口に觸らないでください。
便座の部屋暖房ユニットの吹出し口は、高溫になっています。やけどをしたりすることがありますので、觸れないようにしてください。
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旅行などで長時間使用しないときは本體の水を抜いてください。
水が腐敗して、皮膚が炎癥などを起こす恐れがあります。取扱説明書にあるメーカー所定の「水抜き」をして、電源プラグを抜いてください。
浄化槽
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浄化槽について
浄化槽は、トイレ汚水や生活雑排水に含まれている汚物を取り除き、きれいな水にして、さらに好気性バクテリアで浄化させる汚水処理裝置です。一定期間(通常一年)で引き抜き清掃が必要です。
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使用上の注意事項
- ■モーターは絶対に止めないでください。(長期不在の場合も止めない)
- ■槽內には絶対に異物を捨てないでください。
- ■浄化槽は維持管理契約を結んでください。
- ■浄化槽の點検部には物を置かないでください。
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浄化槽の法定検査と保守點検について
浄化槽の法定検査とは、知事の指定を受けた公的検査機関(保健所など)で受ける法律上必要な検査です。
法定検査を受けることが、法律により義務づけられています。
通常、使用開始後(竣工後)5カ月程までに法7條検査、その後は1年に1回の法11條検査を受ける必要があります。そのため、日常の保守點検によって浄化槽全體の運転狀況、水質などを調べて、異常や故障を早期に発見することが重要となります。必ず専門の業者と委託契約を結び、法定検査の受検記録を保管してください。浄化槽の保守點検や法定検査の時期が來たら…
必ず専門的知識や技術、および経験のある専門業者に委託して実施するか、當社ダイワハウスサポートデスクへご連絡ください。
ダイワハウスサポートデスク(24時間365日受付) 0120-810-641 -
絶対にしないでください!
- ■浄化槽內のバクテリアが死にますので塩酸、カセイソーダ、殺蟲剤、防蟲剤などの薬品は、絶対に使用しないでください。
- ■浄化槽付近で幼児を遊ばせないでください。
- ■マンホールのフタが外れていると危険なので、きちんとはめてください。
- ※住宅設備に関しては商品の改廃により、現狀と仕様が異なる場合がございます。詳しくは各商品の使用説明書をご確認ください。
なるほど?コラム
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洗面ボウルが青くなったら…
機器內部や配管內の銅管がまだ新しい時期に、洗面器類や浴槽などが青くなることが稀にあります。こんなときの応急処置をご紹介しましょう。
【原因】
給湯器及び銅管から溶出したわずかの銅(Cu)イオンと脂肪(身體から出たもの)または浴用石けんの脂肪との反応によって生じた「銅石けん」が、空気中の酸素、炭酸ガスと更に反応して青い色に呈したものです。
【除去方法】
市販の洗剤をスポンジに付けてこすれば除去できます。浴室専用のものは、比較的軽い汚れを対象にしているので、換気扇の油汚れ専用のものがよいでしょう。
【銅(Cu)イオン】
飲料水の水質基準では、1.0ppm(mg/l)以下となっています。給湯水の場合、通常0.2?0.4ppmですが、この程度の濃度でも銅石けんの反応は起こります。
【脂肪分】
身體から出る脂肪分は避けられませんので、石けんの脂肪分に注意しましょう。固形の浴用や洗顔石けんがよく反応します。脂肪分は吸著しやすく軽いので、洗面器の排水口際や浴槽のキッ水線の部分によく付著します。(手で觸れるとザラついている場合が多い)使用後は特にキッ水線部を中心にスポンジ等で水洗いしてください。青い線が生じたら前記の洗剤で除去してください。