創業100周年に向けたロードマップ —Road to 2055
創業者精神を原點に、常に時代の先の先を見據え、“將來の夢”を描くことで、持続的な成長を実現してきました。中長期でのマテリアリティを意識しながら、第7次中期経営計畫に取り組み、3つのアクションが重なり合う領域を広げることで、“將來の夢”の実現を目指していきます。
マテリアリティと第7次中期経営計畫
第7次中期経営計畫では、持続的な企業価値向上のためのマテリアリティに取り組み、経済価値と社會価値を創出していきます。
環境認識(機會とリスク)とマテリアリティ
世界では、地球規模の社會課題の解決に向けて産業構造の大変革が起こっています。大和ハウスグループでは、2030年頃のメガトレンドをふまえ、機會とリスクを認識し、“將來の夢”を実現するために取り組むべきマテリアリティ(最重要課題)を設定しています。
マテリアリティの特定プロセス
“將來の夢”の策定にあたり、価値創造プロセスの循環を強固なものにするため、事業における重要性(機會とリスク)と、社會からの要望や期待をふまえた社會的意義やインパクトを考慮して、マテリアリティ(最重要課題)を抽出し、有識者からの意見も參考に特定しました。マテリアリティのKGI/KPIは、第7次中期経営計畫の取り組みレベルと照らし合わせ、2022年度に検討を進めました。
課題の把握?整理、重要課題の抽出
社會変化(メガトレンド)をふまえ“將來の夢”の実現に必要となる要素を部門長を中心としたメンバーで議論し、各種國際規範や主要評価機関の動向、業界団體の方針等との照合を行いました。3つのアクションを意識し、事業における重要性(機會とリスク)と、社會からの要望や期待をふまえた社會的意義やインパクトなどを考慮した結果、全112項目の課題を抽出しました。そのなかから2030年頃をターゲットとして、18の重要課題へと集約?整理しました。なお18の重要課題については將來を擔う若手社員等にも別途確認。最終的には、経営層を主體とした経営會議等で確認しました。
妥當性の確認
STEP1で抽出した全112項目の課題は、投資家やサステナビリティ経営の専門家などの社外有識者との対話により、マテリアリティの特定プロセスも含めて妥當性を評価していただきました。加えて、長期的視點や地球規模の観點から、最新の知見をふまえて、ご意見をいただき課題を補強しました。
マテリアリティの特定
検討結果を分類?整理し、當社グループが優先して取り組むべきマテリアリティとして2022年5月に取締役會で承認しました。
基本方針への反映
マテリアリティのKGI/KPIは、7次中計の基本方針に基づき、當社の取り組みレベルを考慮して、各テーマごとに対応方針を2023年4月の取締役會にて決定し、策定しました。これらの指標は、7次中計の目標としても活用し、取り組みを推進していきます。