- 第1回:施工現場でのゼロエミッションへの挑戦
- 第2回:「住まいと健康」「環境?CSRの取り組み」
- 第3回:社會に支持される會社を目指して
- 第4回:社會に支持される會社を目指して
- 第5回:社會に支持される會社を目指して
- 第6回:社會に支持される會社を目指して
- 第7回:社會に支持される會社を目指して
- 第8回:大和ハウス工業が優先的に取り組むべき社會的課題
- 第9回:大和ハウス工業が優先的に取り組むべき社會的課題の解決に向けて
- 第10回:女性が活躍できる會社を目指して
- 第11回:エンドレスハートの価値を高める情報発信のあり方とは
- 第12回:創業60周年を迎えた大和ハウス工業が將來に向けて期待される役割とは
- 第13回:グループの総合力強化に向けて
- 第14回:Daiwa Sakura Aidの深化に向けて
- 第15回:まちの価値を、未來へ
-人と人、人と地域がつながり、未來へ続いていくまちづくり-
第8回 大和ハウス工業が優先的に取り組むべき社會的課題
本會議における優先順位
本會議の進行
本會議では 「お客様」「取引先」「NPO?NGO」「従業員」「株主」「地域社會」の6グループで選出されたリーダーの皆さまに、各グループで決定した順位を持ち寄り、ディスカッションをしていただきました。
ファシリテーターの小山氏進行のもと、各グループのリーダーから順位とその理由をご紹介いただきました(各グループの順位や理由については分科會の內容をご覧下さい)。
その後、順位を「A(1位~4位)?B(5位~8位)?C(9位~12位)※」の三段階に分け、12個の社會的課題をどこに配置すべきかを1課題ずつ意見交換しながら順位付けしました。最終的に各グループ、そしてステークホルダーの皆さまの統一見解として順位を決定しました。
※全體の方向性としてA?B?Cの各グループには下記の考え方に該當する項目が配置されました。
- A(1位~4位)…社會の予想を上回る取り組みが期待される。
- B(5位~8位)…十分に取り組んでいるが、更に取り組むことが期待される。(法律規制以上の取り組み)
- C(9位~12位)…企業として當然に取り組むことが期待される。
順位決定に影響を與えたポイントと決定理由
- 第1位は、社會的課題に取り組む際に全ての根本となるのは、組織を構成する『人材』である。従って、『人材育成』を強化することで他の課題解決にもプラスの影響をもたらす、という考え方に基き「人材育成」を最優先課題に位置づけました。
- 第2位?第3位は、住宅メーカーとして地元地域社會との密接な関係の構築や地域貢獻や企業の成長にも繋がること、また先般の東日本大震災への対応といった側面も考慮し、「地元地域発展のための積極的な関わりや連攜」と「地元地域発展のための投資」の二つの課題に決定しました。
- 第4位は、「人材育成」と関連して、昨今のセクハラ?パワハラの撲滅といった社會的な狀況もふまえながら、従業員が能力を発揮できる職場環境を整備するという側面を考慮して、「差別撤廃と平等な機會提供」に決定しました。
- 第5位から第8位には、既に十分に取り組んではいるが、今後の長期的視野とグローバル展開といった観點から、今後さらに取り組みを強化する必要性があると捉え、環境分野二項目を含む四つの課題に決定しました。
- 第9位から第12位のカテゴリーには、「製品利用時における安全の保護」、「製品販売後のサービス、苦情対応」といった、リーディングカンパニーとして、法令遵守はもちろん、「出來ていて當然」といった観點での、社會的課題に決定しました。但し、消費者保護における法令の改正やグローバル展開といった點も考慮すると、「人権に関わる苦情解決」や「公正な競爭」といった課題も、引き続き緩むことなく取り組んでいくべき、といったご意見もいただきました。
全體総括
當社が示した12個の課題に対し、前提條件の設定によって、各分科會でも多種多様な主張があったことが、本會議でも紹介されました。
その中でも、持続的な企業の発展と社會への貢獻が重視され、そのためのキーワードとして「人材育成」を最重要課題とすることに対して、ステークホルダーの皆さまから幅広く賛同がありました。
また、議論の中では、リーディングカンパニーとしての大和ハウスだから、法令や出來て當たり前の項目はもちろんのこと、貢獻できる余地が殘されている社會的課題については今後一層積極的に取り組んでもらいたい、といったご意見をいただきました。
本會議の結論を受けての今後の進行予定
ステークホルダーの皆さまに決定していただいた12個の社會的課題の順位を參考に、當社においても重要度を検討し、マテリアリティマップを作成しました。