策定秘話のご紹介
京都支店
- ミライマチ宣言私たちが創り出したいマチ
- あいでつながる伝統と創造のマチ京都
コミュニケーションを
活性化する場づくり
自由な発想でミライマチ宣言を考えるには、オープンな意見交換ができる場づくりが欠かせません。旗振り役の地域共生推進委員、真鍋さんが支店長の坂東さんに相談すると「會議室でやったら、いつもの會議になるよね。違った空間の方がさまざまな発想が生まれるだろうから場所を変えよう!」。そうして坂東さんが探し出したカフェに、ミライマチ?リーダーミーティングに參加する若手社員10人(3チーム)と、ミライマチ?エイドミーティングに參加する管理職の4人(1チーム)が集まることになりました。決めたルールは「フラット」の一つだけ。スーツではなく私服。愛稱で呼ぶ。お菓子も準備。カフェミーティングの企畫を真鍋さんが全體朝禮で発表すると、「楽しそう!」「見に行きたい!」と何人もの人が関心を寄せてくれました。
規格外でもいい、
地に足がついているのもいい
京都は神社仏閣や歴史文化など観光名所として注目されていますが、社會課題も抱えています。京都市は、日本人住民の人口減少數が3年連続で全國ワースト1。子育て世代がさまざまな理由で流出する一方、観光客が押し寄せるオーバーツーリズムに悩む……。それでもカフェに集まったみんなは前向きです。「建物の高さ規制や交通渋滯があるから、地下や空中に道をつくっちゃう?」「観光客が多い清水寺に、踏むだけの床発電を置くのはどう?」「今度、高さ規制が緩和されるエリアに高いビルを建てて、コミュニティを育む場にしようよ」と、規格外なアイデアや現実的な解決策が次々とあがってきました。
オープンな対話が
新しい発想を呼び起こす
部署や年齢もバラバラなメンバーは、異なる意見をすべて歓迎するという約束のもと、対話を重ねます。ある人は「私が話したことをみんなが受け入れてくれるから、だんだん発言するのが楽しくなってきて」と場の後押しを実感。「仕事と違い、ゼロから新しいことを考えるのは大変でしたが、キーワードが出てからは話がどんどん盛り上がりました」と対話の醍醐味を味わった人もいます。エイドチームのいる2階からも、普段真面目な管理職の様子から想像できない笑い聲が響いています。最後に、ミーティングの様子を撮影した動畫を真鍋さんが上映。チームの一體感がより高まり、大盛況のうちにカフェミーティングは終了しました。さらに後日、事業部や上司?部下の垣根を越えて會話が増えたのもうれしい効果でした。
“あい”のストーリーは
これからも続いていく
4チームの案は、坂東さんと真鍋さん、総務経理責任者の南波さんが1つの宣言にまとめました。どの案も熟考されていて、皆の想いがこもった案を一つにまとめるのはとても苦労しました。南波さんは「みんなの真剣さに心を動かされました」と感謝します。さらに活動の一環として、障がいのあるアーティストにミライマチ宣言を象徴する絵畫制作を依頼。大分まで足を運び、想いを伝えました。
完成したら、京都をこよなく愛してくれるアーティストの想いも支店全員で共有し、「ミライマチ宣言の実現に向けた取り組みは私たちだけでやっていることじゃないと伝えたい」と真鍋さんは言います。坂東さんは、ミライマチ宣言は言葉が重要なわけではなく、対話のプロセスや継続的な活動にこそ意味があると考えます。「地域と共生できなければ企業は生き殘っていけない」と語り、京都の人々と「あいでつながる」未來を見つめています。
私たちと“あい”で
つながりましょう