3層のハイブリッド型賃貸住宅で安定収入と夢を葉える
公開日:2017/09/22
今回は、企業のオーナー様が土地を購入し、安定収入の確保と夢の実現のために行った不動産投資の実例を取材しました。
企業の安定収入+幼なじみの夢の実現=不動産投資
千葉市中央區。大型商業施設が建ち並ぶ灣岸エリアに、今回の実例「M.A.DⅠ」があります。
敷地面積およそ140坪。3階建てで、1階はリングも備わったフィットネスジム、2階はオーナー企業のオフィス、3階が賃貸住宅になっています。購入時は空き地でした。
この土地と建物のオーナー企業、株式會社CVCの代表取締役 深山信次様は、解體事業と重機のレンタルを軸に、さまざまな事業を手がけ、會社を急成長させています。
そんな深山社長が安定収入を目的に始めているのが、不動産投資です。隣に建つ賃貸住宅をはじめ、現在五つの物件を所有、今回は土地を購入し、この建物を建築しました。
こちらの場所を選んだ理由について
「近くに商業施設もありますし、すぐそこにJR京葉線も通っていることから、ここを選びました」
と話す深山社長。大手鉄鋼メーカーの工場や臨海工業地帯も近く、賃貸需要の心配もありませんでした。
そして、この場所を選んだもう一つの理由が、1階のジム「M.A.D」の代表となった蘇我英樹様の存在です。蘇我さんはキックボクシングの元世界チャンピオンで、現役時代から培ってきた獨自のトレーニング法を多くの人に伝えたいという夢がありました。
「昔から一つ違いの幼なじみのような関係で、引退したらぜひ一緒に仕事がしたいと思っていました。生まれ育ったこの辺の場所にどうしてもジムを建てたいということだったので、ここに決めました」(深山社長)
蘇我さんのリングネームの苗字も、実は地元の地名「蘇我」から取ったものだといいます。そんな愛する故郷でジムを開設することについて、
「ボディメイクとか筋肉を鍛えることがすごく好きで、それに攜わる仕事ができる、しかも自分の地元で。嬉しいというか、夢のような話でしたね」
と、蘇我さんは顔をほころばせます。
安定収入の確保と幼なじみ二人の夢を実現するためのプロジェクト。指揮を擔ったのは、大和ハウス工業千葉支社千葉中高層集合住宅営業所所長の末次基貴です。
末次は深山社長から依頼を受けたときの気持ちを、
「チャンピオンは去年引退されたということで、これからの人生を賭けられるような建物と空間づくり、大和ハウスグループ全員で頑張って、その夢を葉えたい」
と思ったと熱く語ります。
難航する交渉や課題の數々も的確な対応で見事にクリア
仕事は土地の取得から始まりました。元々2區畫で、末次は二人の土地オーナー様と交渉を行いました。片方の土地は2、3回の交渉で金額次第ということでOKをいただけたものの、奧の土地のオーナー様にはなかなか首を縦に振っていただけませんでした。
しかし、息子さんからの説得、さらにオーナー様が頼りにされているという地元の不動産業者さんに仲介をお願いしたことで、1カ月もかからず話をまとめることができました。
次は建物です。1階のフィットネスジムは、一般的な賃貸住宅とは異なり、広い空間が必要です。そこで、末次は大和ハウス工業の商品「アバンウェルデッツォ-HV」を選択しました。
「2階3階が軽量鉄骨で、1階の軀體は重量鉄骨になっているので、大空間をつくり出すことができます。軽量鉄骨の場合、柱だったり構造壁だったり、いろいろ問題が出てくるのですが、それがほとんど出ないのです」(末次)
これにより、開口部を広く取ることができ、蘇我さん念願のリングも設置可能になりました。上部の圧迫感を軽減するため床を下げ、梁の部分を露出させるなど、設計やデザインの要望にさまざまな工夫で応えました。
「打ち合わせを重ねるごとに、『あ、もうこれだ!』と思えるジムができたので、本當に感謝しています」
と嬉しそうに語る蘇我さん。では、今回のプロジェクトについて、深山社長からの評価はどうだったのでしょうか。
「もう、完璧です。言うことは何もございません。(今後も)たくさん末次所長にお願いしたいと思っています(笑)」
新たに土地を取得し、安定収入の確保を目的とした不動産投資を行う際には、地域に密著した土地情報の把握と交渉力、そして將來にわたって資産価値を維持できる建築設計力が必要になるということがよくわかります。
立地特性を考慮することが成功する土地活用の第一歩です。詳しくは大和ハウス工業にご相談ください。
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