暑い夏は冷たい手作りスイーツで、涼しいひとときを過ごしましょう。
子どもも大人も楽しめる簡単スイーツ&ドリンクをご紹介します。
夏のおやつタイムは、つるんとのどごしのいいゼリーや冷たいアイスクリームがうれしいですね。「見た目も涼やかなゼリーは手作りすれば、お好みのフルーツを入れたり、固さや甘さも調節できてアレンジ自在。また、市販のアイスクリームもトッピングを変えれば、和風、洋風、アジアンなどお好みの味わいで楽しめます」と谷口祐美子さん。「ドリンクは爽やかな柑橘類や、ココナッツミルクなど南國テイストを取り入れると夏にぴったり。ぜひ試してみてくださいね」
色とりどりのフルーツをキラリとゼリーに閉じ込めて
バットなど大きめの容器に固めれば、見た目も華やか。フルーツは缶詰を使うと手軽に作れます。
ミックスフルーツゼリー
材料(4~5人分)※12.5×19cmのバット使用
粉ゼラチン…10g
A[水2カップ、砂糖50g、レモン汁大さじ1]
フルーツ
パイナップル(缶詰)…2切れ、オレンジ…1個、キウイ…1個、チェリー(缶詰)…8粒、ブルーベリー…12粒
B[砂糖大さじ1、レモン汁小さじ1]
作り方
- ❶ 粉ゼラチンに水大さじ2を加え、ふやかしておく。
- ❷ Aを鍋に入れ、中火にかける。砂糖が溶けたら火を止め、①を加え、余熱で完全に溶かして冷ましておく。
- ❸ パイナップルは6等分、オレンジは皮をむき、房から実を取り出す。
- ❹ キウイは厚さ5mmのいちょう切りにして耐熱容器に入れ、Bを加えてあえ、3分ほど置く。水大さじ1を加え、ラップをせずに電子レンジ600Wで1分加熱し、冷ましておく。
- ❺ バットにフルーツを彩りよく並べ、②を靜かに流し入れ、冷蔵庫で冷やし固める。
※パイナップル、キウイ、マンゴー、メロンなどタンパク質を分解する酵素を持つフルーツは、生のまま使用すると、ゼラチンが固まりにくい場合があります。シロップ煮や缶詰など加熱処理をしたものを使用すれば固まりやすくなります。
臺灣の人気スイーツをおしゃれにアレンジ!
つるんとした食感がおいしい豆乳スイーツ。エキゾチックな香りのジャスミン茶のシロップをかけて大人好みに。
豆花(トウファ)ジャスミンシロップ
材料(4人分)
豆乳(無調整)…2カップ
砂糖…大さじ2
粉ゼラチン…7g
A[ジャスミン茶1/2カップ、砂糖50g]
ドライフルーツ、クコの実…適量
作り方
- ❶ 粉ゼラチンに水大さじ2を加え、ふやかしておく。
- ❷ 鍋に豆乳と砂糖を入れ、中火にかけて溶かす。沸騰させないように火を止める。①を加え、余熱でゼラチンを完全に溶かし、冷ましておく。
- ❸ ②の粗熱が取れたら器に入れ、冷蔵庫で冷やし固める。
- ❹ 鍋にAを入れて中火にかけ、砂糖を煮溶かす。粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やしておく。
- ❺ ③に④をかけ、ドライフルーツ、クコの実をのせる。
お好みの具材を盛り付けてオリジナルパフェを
冷たいアイスクリームに、つるりとした白玉、そして甘いあんこ。グラノーラを加えて食感にアクセントを!具材はお好みで何でも。子どもたちと一緒に作るのも楽しいですね。
抹茶アイスの和風パフェ
材料と作り方
グラスにグラノーラ(コーンフレークなど)、抹茶アイスクリーム、バニラアイスクリーム、ゆで小豆、白玉、栗の甘露煮などお好みで盛り付ける。
白玉の作り方(約20個分)
- ❶ 白玉粉30gに水約大さじ2を加え、耳たぶぐらいのやわらかさに練る。ピンクに色づけする場合は、微量の食紅を加え混ぜる。
- ❷ 直徑1cmぐらいに丸め、熱湯でゆでる。浮かんできたら水を張ったボウルに取り、冷やす。
カフェ風ひんやりドリンク
見た目もおしゃれなセパレートティー オレンジアールグレイ
作り方(1杯分)
- ❶ 熱湯でアールグレイ茶を抽出し、冷ましておく。
- ❷ グラスにオレンジ果汁40ml、シロップ※小さじ2を入れ混ぜ、氷を入れる。
- ❸ ①を氷に當てながら靜かに注ぎ入れる(120mlぐらい。直接果汁に注がない)。ミントをのせる。
※シロップ…市販のガムシロップまたは、水100mlと砂糖100gを火にかけ、沸騰後、弱火で2~3分煮詰めたもの。
搾りたてのレモン果汁でさわやかに。 レモンスカッシュ
作り方(1杯分)
- ❶ グラスにレモン汁大さじ1?1.5とシロップ大さじ1を入れてよく混ぜる。
- ❷ よく冷やしておいた炭酸水150mlを注ぎ、レモンの薄切りを添える。お好みでアイスクリームを浮かべてもよい。
ココナッツの香りがエキゾチック! ココナッツミルクチャイ
作り方(2?3杯分)
- ❶ 鍋にお湯100mlを沸かし、紅茶の茶葉(アッサムなどミルクティーに合うもの)6gを入れ、弱火で2分煮出す。
- ❷ 牛乳?ココナッツミルク各100ml、砂糖(きび砂糖や三溫糖がおすすめ)大さじ1/2?1を加え、弱火で5分煮る。火を止め2分蒸らし、茶こしでこして冷ます。
- ❸ 氷を入れたグラスに注ぐ。
谷口祐美子さん
料理研究家。和から洋、お菓子まで幅広いジャンルの料理を手掛け、作りやすく工夫したレシピが好評。雑誌や広告などで活躍するほか自宅では料理教室を主宰。