暖かい春の日差しを感じると、春服に著替えたくなります。しかし、春先は気候が変わりやすく、衣替えのタイミングが早すぎると、奧にしまったコートやセーターをまた出さなければならないはめに。3月中旬ごろから5月の連休にかけて、気候の変化に合わせて2~3回に分けて入れ替えるのがおすすめです。
●不要なものは処分
衣服をすべて出し、1枚ずつ手にして必要かどうかチェック。1年以上著ていない、流行遅れ、サイズが合わない、傷んでいるなどの衣類は処分の対象に。迷ったものは一度著てみましょう。捨てるにはもったいないものは、リサイクルやリメイクを検討。決められなかったものは保留ボックスにまとめ、次回の衣替えの際に判斷を。
●わかりやすく分類
必要な衣類は、著用する季節ごとに分類しておけば、衣類の入れ替えがスムーズ。さらに普段著と外出著のように目的ごとに、トップスとボトムスのように種類ごとに分類しておきます。クローゼットにハンガーに掛けて収納するときは、丈の長さや色をそろえると、ひと目でわかり、選びやすくなります。
●衣類を出して、徹底掃除
クローゼットの中は、ホコリや繊維くずがたまりやすい場所。衣替えの際は衣類をいったん全部出してしっかり掃除をしましょう。まず、上部の棚はハンディーモップなどでホコリをぬぐい、床面に掃除機をかけます。その後、かたく絞ったぞうきんで水拭きをし、扉を開けて、2~3時間よく乾かします。
カビ予防には、掃除用除菌スプレーで消毒し、から拭きして、しっかり乾くまで扉を開けておきます。
●濕気対策
衣類の詰め込みすぎや、汗などの濕気はカビ発生の原因となります。帰宅後の衣類は一晩クローゼットの外につるして乾かしてからしまいます。また、濕気は下にたまりやすいので、濕気に弱いもの(ウールやシルク等)は上段に収納。定期的に扉を開け、風を通すようにしましょう。
●防蟲対策
シミや汚れ、汗などは蟲食いの原因に。衣替えの際は必ず、洗濯やクリーニングに出して汚れを落としておきます。クリーニングのカバーは濕気がこもるので外し、乾燥させてからしまいましょう。
- ●場所に応じて収納ケースを選ぶ
- クローゼットの下段に収納する著る頻度が高いものは、引き出し式ケースに。高い場所に収納するシーズンオフのものは布製の収納ケースが、軽くて便利です。
- ●きちんと畳んで効率よく収納
- ケースや引き出しの大きさに合わせて四角形に畳むときちんと納まります。普段著は取り出しやすいよう詰め込みすぎないこと。
シーズンオフのものはケースを立てて積み重ねるように入れていくと重みで沈み、収納量が増えます。
- ●風呂敷の活用
- 収納ケースに小分けするときにアイテムごとに包んだり、ダウンジャケットなどかさばるものをコンパクトに収納することができます。
2017年1月現在の情報となります。