「サービス業としての建物」をコンセプトにした醫院づくり。
攜わったスタッフ全員がひとつのチームとなった醫院らしくない醫院づくり
「醫院らしくない醫院づくりを目指しました。」
先生がまず目指したのは、醫院らしくない施設をつくることでした。その象徴となるのが受付?待合室です。
「従來の病院や醫院は參考にならないので、ホテルや企業の受付などを見に行きました。」とおっしゃるように、ホテルやゴルフ場のフロントのような雰囲気の受付に。
待合室の椅子にもこだわり、「病醫院用に普及しているものは角度が90度で長時間座るのに適していない」という理由で、お子様からお年寄りまで快適に座れるようデザインされた、空港等で使用されているものと同じ椅子を設置されました。
ほかにも、女子更衣室橫に設けられたパウダールームもスポーツクラブを思わせる設えになっています。
柱のない広大な空間やプールの設置を実現。
「リハビリ室をどこよりも広大に」「體育館をつくってほしい」というオーダーを受けて設けられた當醫院のリハビリ室。実に368.9m²という柱のない広大な空間は、大和ハウスが創業以來培ってきた鋼管構造により実現。構造體を支えるための強靱さと美しい意匠性に優れた構造となっています。
また、「根本原因の解決、改善」を醫療のポリシーとする先生が、ぜひ設置したかったのがプールでした。
それは、「多くの整形外科では、診斷して薬を処方して終わり。たとえばプールで歩くよう指導しても、どう歩けばいいのか、どれくらい歩けばいいのか患者さんは分からない」というケースをなくしたいとの思いからでした。
「大和ハウスの対応には、お世辭抜きで満足しています。」
実際に開業されてから施設を使ってみた感想をお聞きすると「大體満足しています。」とのお返事をいただきました。しかし、開業してみて初めて気付かれたこともあるようです。
それは「朝、多くの患者さんが開くのを待っている」ということ。「玄関の脇などに、雨風を避けられ、座って待っていられる外待合のようなスペースをつくればよかった」とのこと。これは、これから醫院づくりをする方にとって貴重なアドバイスになるのではないでしょうか。
最後に大和ハウスの対応についてお伺いすると、見出しのような嬉しいお返事をいただきました。
「なにか思いついたり、変更したりしても嫌な顔ひとつせずに対応してくれました。」「できない、と言われたことはなかったですね。」とのこと。
それはまさに「新しいものをつくろうという気持ちがみんなにありました。」と先生がおっしゃる通り、攜わったスタッフ全員がひとつのチームとなった醫院づくりの成果でした。
CASE4
清水スポーツ整形外科
- 「醫院は接客業であり、サービス業」 ご自分の理想をカタチに。
- 攜わったスタッフ全員がひとつのチームとなった醫院らしくない醫院づくり
- コンセプトに基づき細部にまでこだわった設計のポイント