コラム vol.007
土地活用にはどんな種類があるのか その6
~高齢者住宅~
公開日:2015/03/03
日本では、ますます高齢者人口は増加を続けている。
ベビーブーム世代と言われる昭和20年代前半に生まれた方々が定年を迎え、あと10年もすれば75歳を超えてくる。その頃になると、日本は高齢化社會ではなく、超高齢化社會と呼ばれるようになるだろう。
ある機関が10年くらい前に発表した資料によると、2015年には、4人に1人が高齢者になると予測している。2015年はまさに今年の事だ。
土地活用において、高齢者用の住宅に関心が高まったのは、1990年代半ばの事だろう。それから約20年世間の誰もが知るところとなり、多くの人が老後の住まいとして、関心を持つことに伴い、土地活用としての定番の一つとなった。
高齢者用住宅は賃貸住宅に比べて、まだまだ數が圧倒的に少なく、競爭も賃貸住宅ほど激しくないと言えるだろう。
介護事業者への物件1棟賃貸など、各種サービスが揃っており、長期的に安定的な収入が見込めるだろう。
また、賃貸住宅は街の比較的中心的な場所や、交通利便のよい立地が求められるが、高齢者用住宅においては、多くの場合郊外立地でもご入居者にとってアゲインストにならない。(提供するサービス介護內容によるが、多くの場合そう言える)。
以上のようなこうしたことから、長期安定経営を求める土地オーナー様や郊外立地や交通不便地などにおいての土地活用としても有効な方法ではないかと思われる。