東京からUターンし、歯科醫院を開業。
「歯醫者さんじゃないみたいな歯醫者さん」として親しまれています。
個性的で主張のある外観、地域の“ランドマーク”として、ひと際目立つ歯科醫院
醫院の設計に関して、馬瀬先生の注文の第一はまず「外観は目立つように」。
もちろん端に奇抜であるということでなく、つまり個性的で特長のある建物に、ということでした。建物の見た目の好感度は醫院の印象を左右する重要な要素で、患者さんにとって魅力的な建物にすることが馬瀬先生の希望だったのです。
「個性を主張しながらも人の気持ちに落ち著きを與えるようデザイン。それに街並みにも違和感なく調和するような、そいう外観を希望していたのですが、設計にも第一プランから非常に満足していました」と馬瀬先生。その結果採用されたのが曲線の屋根を組みあわせた、どこかモダンアートのような外観です。「この屋根だけで、ませ歯科と分かるんです。一種のランドマークみたいなもので、誰にでもすぐ覚えてもらえます」。
駐車場はむろん余裕のスペースを確保しています。金沢市內でも発展途上のこれからの地域ゆえに公の交通機関では多少まだ不便であり、ほとんどの人がクルマを利用。そうした事情を踏まえた上で、広めの駐車スぺースは、患者さんの來院を左右する欠かせない條件です。「患者さんが通いやすい環境を用意するということは非常に大事なことですからね、いまや」と馬瀬先生は話す。
そして、さらに馬瀬先生が患者さんに配慮したのは院內の空間のあり方です。「簡単にいえば、歯醫者さんじゃないみたいなイメージ。歯科というと、いまでも怖いイメージをもっておられる方がいるんです。ですから患者さんが恐怖感をいだかないような明るくて開放的な雰囲気づくりという點を、設計する際にとくにお願いしました」。
馬瀬先生のご要望を受けて実現したのが、窓を大きくとり、中を見えやすくし、玄関も入りやすい雰囲気。それに吹き抜け空間の診療室、採光用の天窓の設置…等々です。また車イスでも利用できるように玄関をスロープにしたり…と、建物設計には細部にまで利用する患者さんの立場で工夫を凝らしています。
その一方で作業効率を高める動線にもずいぶん工夫しています。患者さんとスタッフの動線を完全に分離し、しかも醫院のバックヤードは患者さんから見えないようにしています。「そうした細かないろいろな配慮も大和ハウスさんから教えられ、提案していただいたことが多いですね。やはり數多くの実績があるゆえのノウハウなのだなと感心しました。歯科醫院をつくるのは、ある意味、歯科醫よりも大和ハウスさんのほうがはるかにプロだといえるでしょうね。ほんとうに親身に教えてくれました」と馬瀬先生はそう話しています。
ませ歯科の建物は、地域でも一際目立ち、患者さんにも好評だそうです。近所の子どもたちはこう言っているそうです。「歯醫者さんみたいじゃない歯醫者さん」。すっかり地域に溶け込み、「できるだけ歯を抜かず、削らない歯醫者さん」として、馬線さんは地域の人びとから厚い信頼を得ておられます。
CASE1
ませ歯科醫院
- 勤務醫から獨立開業??? 土地の選定は醫院経営を左右する戦略、だから実績ある大和ハウスさんに一任。
- 定期借地方式で初期投資を抑え、醫院づくりの充実をはかる。
- 個性的で主張のある外観、地域の“ランドマーク”として、ひと際目立つ歯科醫院