土地活用ラボ for Owner

コラム vol.333
  • 不動産市況を読み解く

最新データで見る建て替え期が迫る!貸家の築年數(shù)ごとの割合

公開日:2020/07/30

POINT!

?築年數(shù)が建った貸家は、相続や空室が一定割合を超える場合に、建て替えを検討する方が多い

?建て替えにより、賃料上昇、空室率低下、稅務(wù)効果などのメリットが期待できる

300萬戸以上ある舊耐震賃貸住宅物件

総務(wù)省が5年に一度調(diào)査し発表する「住宅土地統(tǒng)計」では、賃貸住宅(貸家)の築年數(shù)に関する統(tǒng)計があります。(注:総務(wù)省「住宅土地統(tǒng)計」の最新は2018年10月調(diào)査分。公表は2019年から。追加公表を含めて2020年春までに全て公表されました)
これによると、賃貸住宅(貸家)の総數(shù)は約1900萬戸。築年數(shù)別の戸數(shù)も集計されています。ちなみに、築年數(shù)がわかっているのは約1730萬戸で、そのうち1980年以前に建築された舊耐震物件は約300萬戸です。
図1は、築年帯ごとの貸家數(shù)をまとめたものです。(注:総務(wù)省公表データでは、1990年より前は10年刻みで集計されています)

図1:築年數(shù) 別貸家の建築の時期(全國)

総務(wù)省統(tǒng)計局「平成30年住宅?土地統(tǒng)計調(diào)査」より作成

1970年以前に建てられた、建築基準(zhǔn)法における舊々耐震基準(zhǔn)の貸家の多くは、建て替えや再開発などですでに消滅しています。それでもまだ約96.8萬戸あり、築年數(shù)不詳分を除いた貸家約1730萬戸の5.6%を占めています。また、舊耐震基準(zhǔn)が適応された1971 ~ 80年の10年間に建てられたものは212.7萬戸。舊耐震基準(zhǔn)?舊々耐震基準(zhǔn)の合計は309.5萬戸で、全體に占める割合は17.8%と2割近くになります。5年前の前回調(diào)査(2013年分調(diào)査?2014年公表)の約20%と比べると少し減りましたが、それでも大きな數(shù)です。
少し本題から離れますが、グラフをみると、 1990年以降の5年ごとの建築數(shù)は概ね180萬戸~ 200萬戸で、大きく変わらない水準(zhǔn)で推移していることが分かります。

築年數(shù)の経った貸家の相続の悩み

こうした1980年以前の貸家は、すでに築40年以上が経過しており、たいていは借り入れの 返済が終わっていると思います。また、建築主(所有者)の代替わり(相続)が行われていることも多いようです。
こうした古い賃貸住宅を所有され、「そろそろ建て替えをすべきか?」と悩まれている方も多いと思います。
築年數(shù)が経った物件は、超一等地でもなければ、空室率が上がり、家賃も下落し、また、築淺物件よりリフォーム?メンテナンス費用もかかってしまいます。舊耐震物件の場合は、最近頻発している地震の心配がさらに加わります。
また、「親から受け継いだ物件を、ご子息に引継ぐ」という2度目の相続の可能性がある場合、「古くなった賃貸住宅、子どもに相続してもいいものか」と悩む方も多いでしょう。
そこで、賃貸住宅を建て替えることについて検討してみます。

建て替えるかどうかを検討する基準(zhǔn)

まず、「そろそろ建て替えが必要か?」とオーナーの方が思い始めるのは、空室が一定割合を超えた場合だと思います。
「これまで以上に空室の割合が多い」、「空室が出て、再び新しい入居者が決まるまでの期間が長くなった」、あるいは、「新たな入居者への賃料提示を下げざるを得ない」といった現(xiàn)象が起こったときです。
このような狀況になると、多くの人は「少しリフォーム工事を行おう」と思い、一定の金額をかけてリフォーム工事を行います。これで改善すればいいのですが、結(jié)果的に「元が取れなかった」ということにもなりかねません?!附à铺妞ā工鈦悚护茥视懁筏郡郅Δいい扦筏绀?。
こうした、ネガティブ要因とともに重要なのが、築年數(shù)と減価償卻の視點です。
築年數(shù)が30年(物件の建て方により異なります)を超えてくると、減価償卻が取れなく(あるいは少なく)なってきて、稅務(wù)効果が低くなります。また、大半の築35年を超えた物件は、すでにローン殘債がなくなって(あるいはかなり少なくなって)いると思いますので、建て替えに踏み切りやすくなります。最後に貸家(賃貸住宅)の建て替えのメリットについて述べておきます。

建て替えのメリット

まず、賃貸住宅需要が変わらずあるエリアならば、かなりの確率で賃料上昇が期待できます。當(dāng)然、空室率もかなり低くなるでしょう。
次に、建て替えに資金はかかりますが、修繕費用やリフォーム費用など、都度かかる費用が、しばらくなくなります(退去に伴う費用や不可避のものもあります)。大きなメリットが、減価償卻費を十分に取れ、稅務(wù)効果が期待できることです。
舊耐震物件を含め、これから賃貸住宅の建て替えを検討される方も多いでしょう。建て替えを行うには、現(xiàn)在の入居者の立ち退きから始まって、かなりの期間を要します。そのため、少しでも検討をし始めている方は、「まず相談をしておく」ことが必要でしょう。

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※記事の掲載內(nèi)容は取材當(dāng)時の情報です

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