熊本市の復(fù)興住宅整備が完了

熊本市が進めてきた、熊本地震の被災(zāi)者向けに整備した災(zāi)害公営住宅（復(fù)興住宅）「市営南熊本第二団地」（80戸）が完成。大和ハウス工業(yè)は、設(shè)計から施工まで一括で受注し、2019年12月21日、無事に落成式が行われました。
この市営団地は、熊本市食肉センター跡地に建てられた鉄骨5階建ての2棟（延べ床面積計6310m²）で、熊本地震で住まいを失い、自力での住宅再建や賃貸住宅を借りることが困難な被災(zāi)者向けに建設(shè)されました。大きな災(zāi)害のあと、熊本市の方々を中心に多くの人たちが懸命に支え、被災(zāi)された方々に終の棲家を提供することができました。

公営住宅には厳しい基準があり、通常は、RC造、鉄筋コンクリート造ですが、大和ハウス工業(yè)は、短工期、高品質(zhì)、高斷熱性能などを?qū)g現(xiàn)するために、鉄骨システムを提案。建物は、高強度とプランの自由度を兼ね備えた重量鉄骨住宅商品「skye」を採用することで、安全性と暮らしやすさ、快適性、そして短工期を可能にしました。結(jié)果、著工から11カ月で竣工へとこぎつけました。

今回のプロジェクトを率いた熊本市都市建設(shè)局　建築住宅部　吉住和征課長は、大和ハウス工業(yè)を選択した理由を次のように語りました。
「熊本市では約1萬1千世帯の方が仮説住宅にお住まいでした。ここにようやく被災(zāi)者の方へ終の住処として災(zāi)害復(fù)興住宅が完成し、非常に安心しているところです。大和ハウスさんの決め手となったのはやはり工期。災(zāi)害復(fù)興住宅ですので、被災(zāi)者の方が1日でも早く恒久的な住まいに住んでいただくというのが私たちの第一目標でした。大和ハウスさんが、一番工期が早くかつ一番立派な建物ができるということで決めさせていただきました」

設(shè)計の指揮をとった、技術(shù)本部　復(fù)興支援室第2設(shè)計グループ　グループ長　石井博之は、「少しでも早くお客様の元にこの建物を?qū)盲堡胜堡欷肖胜辘蓼护螭扦筏俊⒈井敜摔撙螭蚀髩浃手肖扦浃盲皮欷蓼筏郡贰ⅳ长欷坤逼焚|(zhì)の高いものができたとことに関して、本當に良かったと感じています。また、この建物は、品確法（住宅の品質(zhì)確保の促進等に関する法律）の構(gòu)造の対策等級で最高等級の建物になります。
そして、工期も短く、公営住宅のような高品質(zhì)で平等性が求められる建物において、その良さが活かせたと思います」と語ります。

大和ハウス工業(yè)のスタッフも、被災(zāi)者に住まいを1日も早く屆けたい気持ちで取り組みました。
「みんなが困っている狀況で、何ができるかというのを考えながら仕事をしていました」（熊本支社　住宅事業(yè)部営業(yè)課　主任　東洋平）
「熊本城のニュースもたくさん流れていましたし、力になれたらと思っていました」（技術(shù)本部　復(fù)興支援室第2設(shè)計グループ主任技術(shù)者　守內(nèi)章二）
「被災(zāi)されて、今までお住まいだったところから仮設(shè)住宅に移られて、生活をされているので、一刻も早く安定的な住まいにご入居いただきたいなという一心でやらせていただきました」（技術(shù)本部　復(fù)興支援室第2設(shè)計グループ主任技術(shù)者　板平卓巳）

この建物には災(zāi)害復(fù)興住宅として、様々な工夫が凝らされています。地域とのコミュニティづくりという観點から、建物の配置を工夫し、集會所は地域に開放される設(shè)計となっています。また、災(zāi)害時にトイレとして活用できるスツールや、煮炊きとしても活用できる竈ベンチなどを設(shè)置。1階には、バリアフリーの住まいも提供、バルコニーから直接集會所に抜けることができます。

今後の公営住宅の建て替えにも対応

この公営住宅は大和ハウス工業(yè)が自信を持って推進する、新しい価値を持つ公営住宅です。工場生産による高い品質(zhì)と安定した工期を提供できると共に、最新の住設(shè)機器を採用し、ご入居者の高い満足を得ることができます。
地方自治體においては、予算、人員の確保が困難な狀況もあり、國としても民間の活力を活用したPPP、PFI方式による公営住宅の建て替えなどを強力に推進しています。大和ハウス工業(yè)の重量鉄骨住宅商品「skye」は、こうした課題解決のソリューションに相応しい商品です。

その設(shè)備の良さについて、大西一史熊本市長からも、次のように評価いただきました。
「設(shè)備がいいですね。床、斷熱性能、耐震性、機能性に優(yōu)れています。また、高齢者や単身者への配慮なども素晴らしく、入居者の方は喜ばれると思います」

熊本市都市建設(shè)局　建築住宅部　中村秀司課長補佐も、「今回は鉄骨ということで、通常RCではできないような広さや間取りなどのアレンジができやすいと感じました。また、1DKが隣同士にあり、間仕切りを取れば將來的に改修もできるという提案もいただき、そういったフレキシブルに使えるところもいいと感じました」と重量鉄骨工法の良さを語っていただきました。

大和ハウス工業(yè)は災(zāi)害が起こらないことを願い、萬が一のときには、建物の先に人の暮らしと命があることをつねに想い、各分野のプロフェッショナルが強い信念を持って力を合わせることで、土地の確保から町づくりまで、地域や住民の方々により良い生活環(huán)境を提供できる事業(yè)を展開していきます。