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溫泉付!宮城蔵王の山々のふもとで暮らす。別荘、定住どちらにも適しています。
その43「 秋の歌 」
みなさま、こんにちは。 10月も中旬を過ぎ、秋の深まりの度合いもスピードアップしているようです。秋を感じさせるもの、なんと言ってもいちばんは景色でしょうか。花の香り?風などを通しても季節を感じますね。 それから「歌」。 私の大好きな童謡?唱歌の中には、秋を題材にした歌がたくさんあります。蔵王の景色から連想する秋の歌のいくつかを、今回も私の獨斷と偏見で口ずさんでみることにしましょう。
? まっかだな まっかだな ツタの葉っぱもまっかだな もみじの葉っぱもまっかだな 沈む夕日に照らされて まっかなほっぺたの君と僕 まっかな秋にかこまれている ?
昭和38年のNHK「たのしいうた」で発表された「まっかな秋」です。秋の歌にたびたび登場する、もみじとツタは、紅葉する葉っぱの代表選手なのでしょう。 この歌を耳にすると、夕日に照らされながら家路につく、少年ふたりの姿が目に浮かびます。 ところが、童謡の世界とは違って、今年のツタは、鮮やかな赤色を見せてくれる前に枯れ色が目立ってきました。暑すぎた夏が影響しているでしょうか。
? 夕空晴れて秋風吹き 月影落ちて鈴蟲鳴く 思えば遠し故郷の空 ああ 我が父母 いかにおわす ?
スコットランド民謡の原曲に、大和田建樹という方が詩をつけて、明治21年に発表された曲です。 この大和田建樹という方は「鉄道唱歌」の詩をつけたことでも有名な方だそうですよ。チャペルのシルエットも素敵なこの寫真は、例によって「Active rezorts宮城蔵王」のチャペルから蔵王のお山方向を望んだ夕暮れ時のものです。この眺めに出會ったとき「夕空晴れて秋風吹き」のメロディが口をついて出てしまいました。 秋の空を眺めて故郷の父母を想う、郷愁をそそる素敵な歌です。 夕焼けのオレンジ色が、もう少しでいいから強ければ、いかにも歌のイメージとドンピシャだったのですが、そうそう都合よくはいかないようです。
? どんぐりころころ どんぶりこ お池にはまって さあ大変 どじょうが出てきて こんにちは 坊っちゃん 一緒に遊びましょう ?
どんぐり、とひとことでいっても、木によって形狀は色々異なります。調べてみたところ、ブナ科の植物の実をさして、どんぐりというのだそうです。この寫真の場所は、宮城蔵王リゾートⅠ期の林の中。クヌギの木から落っこちたどんぐりです。どんぐりの実を包んでいるゆりかごのようなものは「殻斗(かくと)」と呼ばれるもの。クヌギの場合、この殻斗の繊維がカールしていて、私の目にはとても可愛らしく映ります。 このあたりに池は見當たりませんので、たくさんのどんぐり坊っちゃんが落っこちてきても、お池にはまる心配はありません。
? どんぐりころころ よろこんで しばらく一緒に 遊んだが やっぱりお山が 戀しいと 泣いてはどじょうを 困らせた ?
突然現れたどんぐりと一緒に遊んでくれた優しいどじょうさん。 里心がついて泣き出したどんぐりに、困りはてたことでしょう。 誰だって生まれたところがいちばんですから、どじょうだって、できることならどんぐりを帰してあげたいと思い途方に暮れたはずです。人間だって同じこと。どこにいても、故郷の野山を忘れることはありません。人によって思い浮かぶ景色は様々でしょうが、いずれにしろ、蔵王に暮らすものにとって、蔵王のお山が故郷そのものなのです。 どんぐりは、たぶん帰れなかったんだろうな、と思うと心が痛みますが、私達はいつでも蔵王に帰ることができて、本當に幸せなことです。 寫真は令和元年10月撮影
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