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溫泉付!宮城蔵王の山々のふもとで暮らす。別荘、定住どちらにも適しています。
その20 「 小さい秋みつけた 」
みなさま、こんにちは。
10月も半ばを過ぎました。 秋も本番を迎えていますね。 みなさま、気付いてます? 今年も、もう殘すところ2ヶ月ちょっとしかないんですよ。 ビックリですね。 ところで、今回の表題を「小さい秋みつけた」にしたのには訳があります。
ツタウルシの紅葉
紅葉の季節はやっと始まったばかり、このツタウルシの紅葉もまだまだです。 まだまだなのですが、例年、ツタウルシの赤さが増してくると連想する歌があるのです。 それが、「小さい秋みつけた」。 この歌の一節にある歌詞、 「 ハゼの葉赤くて入日色 」 「入日色」って、素晴らしい表現だと私は思うのですが、いかがでしょうか。 本來はウルシではなく、ハゼの木の葉っぱの紅葉のことを歌っているのですが、ツタウルシの方が、道路沿いなどで見かけることが多いため、毎年その赤さに反応してこの歌を連想してしまいます。 「入日色」、素敵な表現ですよね。 もっとも、頭の中で描くその色は、人によって様々であるとは思いますけれど。 それにしても、本來「入日色」と稱されたハゼの葉の赤さの見事さと言ったらそれはもう、息をのむほどです。
これ、何だと思います? せっかく「小さい秋みつけた」の話題を引っ張り出したので、ついでに、蔵王の我が家の周りの「小さい秋」を探しに行くことにしました。 この寫真は、花が終わったあとに顔を出した、彼岸花の葉っぱです。 私は、彼岸花の花も好きですが、あとから出てくる葉っぱはもっと好きです。 青々とした葉の色を褪せさせることもなく、冬の冷たい風や積雪にも負けず、來年の初夏のころまでその姿を保つのです。 なんと健気であっぱれなことでしょうか。 即、座布団10枚をさしあげたいほどです。
見逃してしまいそうな細かな花、ミズヒキ。
実はそこいら中に咲いているのに、なかなか気づいてもらえない花のひとつがこの「ミズヒキ」です。 秋をちゃんと感知して、今年も鮮やかな赤色の細かな花を咲かせました。 この花は、実はドライフラワーに最適。 赤色はあまり褪色することもなく、花がバラバラと落ちることも意外とありません。 我が家では、秋に新しい花が咲くたびに、昨年のものと取り替えています。
以前ご紹介した、こけしの橫にある花瓶に挿してあるのが、昨年摘んだミズヒキです。
ロイヤルシティ宮城蔵王リゾートは、かなりの広さがあるので、散策する場合、あまり遠くまでは行けません。 それで、なんとなく散策ルートが決まって來ました。 その中で1ヶ所、私のお気に入りとなっている道があります。
靜謐な雰囲気の林、道。
リゾート內には何本もの道が走っていますが、その中に、こんな素敵な雰囲気の道があります。 交通量が少ないからでしょうか、道にうっすら生えている苔があります。 本當は、道に苔が生えているのはよろしくないことなのかもしれませんが、私はとても好きです。 美しいでしょう? このあたりでは、晴れていても、お日様の光は木々や葉っぱに遮られて、直接道路上に屆くことはあまりありません。 そのためか、いつ來ても靜かで時の流れが止まったような雰囲気が漂います。 ここを通ると、心が穏やかになるような気がするのはそのためでしょうか。 小さな、取るに足りないような本當に小さな秋の數々ですが、こんな小さなことを季節ごとに積み重ねることで、蔵王の生活の歴史が作られていくのでしょう。 寫真は平成30年10月撮影
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