國分の中心商店街の一角に、6月26日オープンしたばかりの屋臺村「霧島焼酎橫丁」を訪ねてみました。
昭和30年代、復興景気に沸いたあの古き良き時代の雰囲気を再現し、現代の喧騒を忘れられる安らぎのひとときを提供したいという「霧島焼酎橫丁」のテーマは『昭和』。
裏路地のたまり場的雰囲気の中に、居酒屋はもちろん鉄板焼き、おでん屋、ラーメン屋、イタリアン、餃子のお店、バー、カラオケ、バーベキュー、ビヤガーデンなど実に多種多様な飲食店が20店舗以上の集まるエリア。近々回転すし屋もオープンするとか。
『大將!とりあえずビール』と鉄板焼きのお店へ入店。定番の居酒屋メニューからオムライスやハンバーグまでお品書きも豊富です。焼酎ビンを片手に注ぐ仕草をしながら『一杯いかがです?』と隣で飲んでいた常連風のお客さんが聲を掛けてきました。こちらも遠慮なく、空になったグラスを差し出すと、水割りの焼酎を作っていただきました。いつの間にか自己紹介。そして共通の話題が見つかると、その後は話は盡きません。初対面なのにこういう出會いがあるとうれしいものです。
「霧島焼酎橫丁」には安らぎが広がっています。おそらく、年配の方には青春が蘇り、働き盛りの年代には幼い頃の懐かしさを覚え、若い世代にはお灑落な感覚で新鮮。當時を知る人には懐かしさを、知らない人には新しさを感じて頂けるかもしれません。隣に座った知らぬ者同士が気軽に談笑できる位のスペースは、新たな出會いが生まれる素敵な空間です。
「霧島焼酎橫丁」は『食を通じて、多くの人々に四季が彩る魅力ある霧島を広め、それを國分の中心街の活性化に繋げよう』と、まちを愛する店主たちが集まり完成したそうです。國分の中心市街地でその賑わいの創出を目的に、そして起業家育成の等、積極的にまちづくりへと結びつける取組みなのかも知れないと感心させられました。地域づくりの施設として今後の中心市街地の活性化の為、大きく貢獻していくものと思います。
屋臺村「霧島焼酎橫丁」
霧島市國分中央24-35
電話 0995‐45-3311
■交通アクセス ロイヤルシティ霧島妙見臺より約10㎞(車で約15分)
■上記の寫真はすべて平成24年6月に撮影されたものです。