『數(shù)字で見(jiàn)る風(fēng)景』

秋色に染まった蔵王の森も、次第に葉落として冬の到來(lái)を告げています。背の高いコナラの枝先が風(fēng)に吹かれ、時(shí)に轟々という音を立てています。

 

日増しに色彩が鮮やかになっていたのに、蔵王のおろし風(fēng)であっという間に葉が落ちてしまいます。枯れ葉となった落ち葉が、その大きな風(fēng)に乗り、真っ青な秋晴れの大空を抜けてゆく様子は、是非一度、皆さんに御覧いただきたい風(fēng)景です。なんだか、秋川雅史さんの「千の風(fēng)になって」のように、自然の中で生かされている実感が沸いてきます。

 
▲平成２１年１１月撮影

無(wú)數(shù)の落ち葉が空を舞う様子を眺めていると、先日、なにげに點(diǎn)けていたテレビ番組のことが思い出されました。

 

色が數(shù)字に見(jiàn)えてしまう人がいらっしゃるのだそうです。音楽の絶対音感に似たようなもので、色を數(shù)字のように理解して足し算も引き算もできるとか。大空を駆け抜ける轟々という風(fēng)も、色鮮やかな紅葉の風(fēng)景も、その方々には數(shù)字に置き換えられるのでしょう。

 

ちなみに???理解できなかったり承服できない事柄に際し、數(shù)字に置き換える慣用句に、「割り切る」という言葉があります。私しはその能力を持ち合わせていないので、そういうものだと「割り切って」理解することにいたします。