「住まい」と「電気自動(dòng)車(chē)」で電力を共有し合うエコな暮らし「V2H」で私たちの暮らしは
どう変わる？

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V2Hがあれば電気自動(dòng)車(chē)にためた電気を自宅へ供給できる

――V2Hとはどんなものなのでしょうか？

太田：V2Hとは家と電気自動(dòng)車(chē)の間で、電力を相互に供給できるシステムの総稱(chēng)です。V2HはVehicle to Home（ビークル?トゥ?ホーム）の略で、直訳すると「車(chē)から家へ」の意味。通常、電気自動(dòng)車(chē)を所有している方はご自宅に充電設(shè)備を設(shè)置しますが、通常の充電設(shè)備は家→電気自動(dòng)車(chē)の一方向にのみ電気が流れます。しかし、V2Hであれば家と電気自動(dòng)車(chē)の間で、雙方向の電気の受け渡しができるようになります。

例えば、日中に太陽(yáng)光で発電した電力を電気自動(dòng)車(chē)のバッテリーにたくわえておき、夜間や雨の日に家に送って使うことができます。さらに災(zāi)害などによる停電時(shí)にも、電気自動(dòng)車(chē)のバッテリーが非常用電源として役立ちます。

――電気自動(dòng)車(chē)も蓄電池として使えると、家庭用蓄電池のみの場(chǎng)合と比べバッテリー容量はどれほど変わるものなのでしょうか？

太田：例えば4kWパネル搭載の太陽(yáng)光発電の発電量は1日最大で約20kWhですが、一般的な家庭用蓄電池の充電容量は6.4kWh程度です。この場(chǎng)合、條件にもよりますが、晴天の日は約2時(shí)間程度で蓄電池が満タンになり、発電した電力をすべてためられないのが現(xiàn)狀です。

しかし電気自動(dòng)車(chē)なら、500km?600kmにも及ぶ長(zhǎng)距離の走行を達(dá)成するために、日々バッテリーの大容量化が進(jìn)んでいます。これは當(dāng)社で採(cǎi)用している家庭用蓄電池の2倍以上の容量を誇ります。

つまりV2Hがあれば、この大容量バッテリーを車(chē)の走行だけでなく家庭用の蓄電池としても役立てられるようになるため、つくった電気を効率的に活用できるのです。ひいては太陽(yáng)光発電?エネファーム?蓄電池?電気自動(dòng)車(chē)の4つの電池が融通できるようになり、「電気をつくる、ためる、つかう」の循環(huán)をよりスムーズに行えるようになるのです。

V2H導(dǎo)入で私たちの暮らしはどう変わる？

――つくった電気を効率的に使える、災(zāi)害時(shí)などの停電にも安心といったお話(huà)が出ましたが、V2Hを?qū)毪工毪人饯郡沥文氦椁筏悉嗓浃铯毪韦扦筏绀Δ?/p>

太田：V2Hによって変わる暮らしは大きく2つあると思います。「住まい全體のエネルギー代が安くなる」と「災(zāi)害時(shí)?停電時(shí)の心強(qiáng)い備えができる」です。それぞれ詳しくご説明しましょう。

暮らしの変化1：住まい全體のエネルギー代が安くなる

太田：最近は電気代やガソリン代の高騰で、以前より支出が気になってきたという方もいるのではないでしょうか？ しかし、V2Hがあれば太陽(yáng)光発電など家でつくった電気を家庭用蓄電池だけでなく電気自動(dòng)車(chē)にも同時(shí)に貯められるので、電気の自家消費(fèi)率が高まり、電力會(huì)社から買(mǎi)う電気を減らすことができます。さらに、電気自動(dòng)車(chē)なのでガソリン代はゼロになります。

例えばシミュレーションでは電気、ガス、ガソリンのトータル費(fèi)用は1992年省エネ基準(zhǔn)相當(dāng)の住宅よりも年間約27萬(wàn)円^※1の削減が見(jiàn)込め、「全天候型3電池連攜システム」のみを?qū)毪筏繄?chǎng)合と比べても、年間約6.3萬(wàn)円^※1も安くなります。

※1當(dāng)社調(diào)べ。「全天候型3電池連攜＋V2H」電気自動(dòng)車(chē)での通勤、夜間充電?年間6,000km走行想定の場(chǎng)合。
ただし、算出した數(shù)値は目安であり、あり一定の金額等を保証するものではありません

――最も節(jié)約インパクトが大きいのは「全天候型3電池連攜システム＋V2H」を?qū)毪筏繄?chǎng)合なのですね。V2Hを?qū)毪工毪取㈦姎荬巫约蚁M(fèi)率が高まっているのはなぜでしょうか？

太田：電気をためられる大きな箱（＝電気自動(dòng)車(chē)のバッテリー）がもう1つ増えるので、家でつくった電気を効率よくためて電気自動(dòng)車(chē)を走らせたり、車(chē)を使わないときは自宅の電気として使ったりとライフスタイルに合わせた自家消費(fèi)ができるからです。

V2Hがなければ、太陽(yáng)光発電で得た電力を自宅で使い切れない場(chǎng)合は売電するしかありません。しかし、売電価格は近年下がっており、今後も下がっていくことが予想されます。一方、エネルギー価格の上昇で電力會(huì)社から買(mǎi)う電気代は上昇しています。余剰電気を安く売るよりも、自宅で最大限に使う方がおトクと言えると思います。

――V2Hはどのような世帯に向いていますか？

太田：「全天候型3電池連攜システム＋V2H」はどのご家庭にもおすすめしたいですが、特に二世帯住宅など電気を使うシーンが多いご家庭ほど、つくった電気の自家消費(fèi)率が高まり、メリットを享受できるでしょう。また、車(chē)の走行距離が長(zhǎng)いお宅ほど、ガソリン車(chē)と比較した場(chǎng)合の節(jié)約効果が大きくなります。年間4,000kmよりも6,000km走行する方が、家計(jì)全體のエネルギー削減効果は大きくなります。

暮らしの変化2：「災(zāi)害時(shí)?停電時(shí)の心強(qiáng)い備えができる」

太田：もう1つの変化が「災(zāi)害時(shí)?停電時(shí)の心強(qiáng)い備えができる」ことです。
近年、大型臺(tái)風(fēng)や集中豪雨といった自然災(zāi)害により、甚大な被害がもたらされています。災(zāi)害時(shí)のライフライン被害のうち、停電は約90％の確率で発生^※2しており、大災(zāi)害時(shí)には停電からの完全復(fù)舊に8日以上かかる場(chǎng)合もあります。

こういった災(zāi)害時(shí)、バックアップがないご家庭では停電が起きてしまったら「照明」も「お風(fēng)呂」も基本使えません。さらに災(zāi)害が真夏や真冬だった場(chǎng)合はどうでしょう？ 近年の異常気象ともいえる暑さや寒さに耐えながら、ひたすら復(fù)舊を待つことがどれだけ心細(xì)いか…というのは想像に難くないと思います。

※2參考：內(nèi)閣府（防災(zāi)擔(dān)當(dāng)）災(zāi)害情報(bào) 2017～2019年より

そこで大和ハウスでは「停電時(shí)も自宅で電気を確保したい」というご要望に応え、災(zāi)害で不安な時(shí)こそ、家族が安心して過(guò)ごせる住まいを?qū)g現(xiàn)するため、雨天でも約8日分^※3の電力と暖房?給湯が確保できる「全天候型3電池連攜システム」を提供しています。その上で、V2Hを加えて電気自動(dòng)車(chē)のバッテリーも活用すれば、合計(jì)11日間^※4、普段と同じように電気が使えるようになります。

• ※3水道?ガスが使える場(chǎng)合。一部対応できない地域があります
• ※4全天候型3電池連攜システムの8日に電池容量40kWhの電気自動(dòng)車(chē)によるV2H蓄電システムの3日を合計(jì)したもの
  （1日の電気使用量約14kWh/日とした場(chǎng)合）

2024年元旦に起きた能登半島地震では、道路が各所で寸斷されたことによりライフラインの復(fù)舊が大幅に遅れ、地震発生1週間後の電気の復(fù)舊率は約6割にとどまりました。合計(jì)11日間、電気がいつも通りに使えることは、災(zāi)害時(shí)の大きな安心となるはずです。

また例えば、自宅の停電が長(zhǎng)引いても、停電していない地域まで電気自動(dòng)車(chē)を走らせて充電スポットで充電し、自宅に電気を持ち帰るといった使い方もできます。これは家庭用蓄電池にはできない、電気自動(dòng)車(chē)ならではの機(jī)能といえます。

クリーンな電力を賢く使い切る。V2H活用のコツは？

――電気自動(dòng)車(chē)が家にある日とない日とでは、それぞれどのように電気の受け渡しをするのが理想的ですか？

太田：晝間に電気自動(dòng)車(chē)が家に置いてある日は、太陽(yáng)光発電の余剰電力を蓄電池と電気自動(dòng)車(chē)へ同時(shí)充電。夜間は、晝間にためた蓄電池や電気自動(dòng)車(chē)から家へ放電して使うのがおすすめです。技術(shù)的な話(huà)になりますが、一般的な充電器は太陽(yáng)光発電の電気を直流から交流へ変換する際にロスが発生します。しかし、大和ハウスが採(cǎi)用するV2Hは太陽(yáng)光発電由來(lái)の電気を直流のまま充電できるため変換ロスがなく、クリーンな電力を最大限活用することができます。

――V2Hはどんな車(chē)種に対応していますか？

太田：2024年9月時(shí)點(diǎn)で、國(guó)內(nèi)メーカー7社18車(chē)種に対応しています。導(dǎo)入前には必ずお持ちの電気自動(dòng)車(chē)がV2Hに対応しているかの確認(rèn)を行うようにしましょう。

充電はとても手軽で、V2Hスタンドのケーブルを電気自動(dòng)車(chē)の急速充電口にカチッと接続するだけ。災(zāi)害時(shí)のレジリエンス^※5を考えれば、電気自動(dòng)車(chē)の充電は常にフル充電にしておくのが好ましいので、車(chē)で帰宅したら充電するのを習(xí)慣にするといいですね。従來(lái)の電気自動(dòng)車(chē)の充電設(shè)備は、空の狀態(tài)からフル充電まで約16時(shí)間かかりますが、V2Hならその半分の8時(shí)間で充電が可能です^※6。

• ※5本記事での「レジリエンス」とは、災(zāi)害などのリスクに対する抵抗力や災(zāi)害を乗り越える力を指します
• ※6充電容量40kWhの電気自動(dòng)車(chē)を想定した場(chǎng)合。なお、充電時(shí)間は車(chē)種によって異なります

まとめ

家計(jì)や環(huán)境にやさしく、災(zāi)害時(shí)の備えにもなるV2H。環(huán)境負(fù)荷を減らすクリーンな暮らしにご興味のある方は、ぜひ「電気の自給自足ができる 災(zāi)害に備える家」カタログと「SMILE Edition」カタログ2冊(cè)セットを下記よりご請(qǐng)求頂き、住まいづくりの參考にしていただけたらと思います。