平成18年10月19日
報道関係各位
住宅向けホームネットワークを活用した生活サービスの |
大和ハウス工業株式會社(以下大和ハウス工業、本社:大阪市、社長:村上健治)とNTTコミュニケーションズ株式會社(以下NTT Com、本社:東京都、社長:和才博美)は、様々なネットワーク環境に対応できるホームサーバと、ユビキタス社會に向けての共通プラットフォーム、およびそれらを活用した生活サービスの共同開発を行います。
なお、住宅へのホームサーバの設置は業界でも初めての取り組みとなります。
1. 開発背景
大和ハウス工業では「あ?す?ふ?か?け?つ(安全?安心、スピード、福祉、環境、健康、通信)」をキーワードに、新たな事業?商品?サービスの開発に取り組んでいます。「通信」においては、攜帯電話で宅內設備をコントロールする「留守宅モニタリングシステム」、パソコンを使って健康チェックができる「インテリジェンストイレ」などを開発してきました。また、平成17年4月1日より、「緊急地震速報」(*1)を活用した「IT自動防災システム」(*2)の家庭內実証試験にも參畫しています。
NTT Comではm2m-x(*3)など情報家電向けネットワーク技術や、快適生活を提案する「香り通信」(*4)など、新しいライフスタイルを創造する通信サービスの提供に取り組んできました。また最近では「IPv6マルチキャストによる緊急地震速報」の試験提供を始めています。
こうした取り組みを経て、このたび両社はブロードバンド?ユビキタス社會における「安全?安心」なホームネットワーク向け共通プラットフォームの共同開発に合意したものです。
NTT Comではm2m-x(*3)など情報家電向けネットワーク技術や、快適生活を提案する「香り通信」(*4)など、新しいライフスタイルを創造する通信サービスの提供に取り組んできました。また最近では「IPv6マルチキャストによる緊急地震速報」の試験提供を始めています。
こうした取り組みを経て、このたび両社はブロードバンド?ユビキタス社會における「安全?安心」なホームネットワーク向け共通プラットフォームの共同開発に合意したものです。
2. 開発目的と概要
従來、住宅向けに通信技術を活用したサービスを提供するにあたっては、各事業者が獨自に通信裝置を開発するため、利用者はサービスごとに通信機器や各種裝置を設置する必要があり、接続できる機器同士の互換性が少ないなどの問題が発生していました。今回、両社が保有する技術?ノウハウを持ち寄ることで、様々なアプリケーションや各種情報家電を統括するホームサーバを開発し、安全かつ簡単にホームネットワークに接続できるプラットフォームの実現を目指します。これにより、住宅の居住者は、ワンストップ?低コストで各種生活サービスを利用することが可能となります。
■ 開発イメージ
3. スケジュール
平成18年10月から共通プラットフォームの開発を開始し、來春には完了する予定です。
4. 今後の展開
今後は、共通プラットフォームを備えたホームネットワーク上で提供する各種生活サービスを順次追加すると同時に、各事業者とのパートナーシップによるサービス拡充も検討していきます。
また、更なる利便性とセキュリティの向上を目指し、OSGi(*5)など先端通信技術の適用を検討していきます。
また、更なる利便性とセキュリティの向上を目指し、OSGi(*5)など先端通信技術の適用を検討していきます。
■ 用語の解説
*1)緊急地震速報:震源に近い観測點で捉えた地震波を使って、震源や地震の規模を直ちに推定し、これに基づいて主要動(大きな揺れ)が到達する前に各地での主要動の到達時刻や震度を推定し、地震災害を軽減することを目指した情報です。緊急地震速報は減災に役立つ有効な情報ではありますが、
1.直下型地震の場合など、速報が主要動の到達に間に合わない、もしくは猶予時間が極端に短い場合がある
2.震度、到達猶予時間などの予測に誤差がある
3.地震以外の要因(事故、落雷など)による誤報のおそれがあるなどの原理的限界も存在します。
*2)「IT自動防災システム」の実証試験:平成17年1月12日付け大和ハウスニュースリリースを參照
(https://www.miya2722.cn/release/view.asp?id=114)
*3)m2m-x:NTT ComがSIPとIPsecをベースに開発した、家電や制御機器などの機器(="m"achine)間で「安全」「簡単」「低コスト」な雙方向リアルタイム通信を実現するプラットフォーム技術。
*4)香り通信:複數の香料を搭載した香り発生裝置に対し、インターネットを経由して香料の配合データを配信することで、離れた場所で意図した香りを発生させるしくみ。
*5)OSGi:標準化団體OSGiアライアンスにおいて仕様策定が行われているユビキタスネットワークを介して使用する多種多様な端末の機能を柔軟に構築?変更するための、Java言語に基づくオープンなソフトウエア部品化技術
1.直下型地震の場合など、速報が主要動の到達に間に合わない、もしくは猶予時間が極端に短い場合がある
2.震度、到達猶予時間などの予測に誤差がある
3.地震以外の要因(事故、落雷など)による誤報のおそれがあるなどの原理的限界も存在します。
*2)「IT自動防災システム」の実証試験:平成17年1月12日付け大和ハウスニュースリリースを參照
(https://www.miya2722.cn/release/view.asp?id=114)
*3)m2m-x:NTT ComがSIPとIPsecをベースに開発した、家電や制御機器などの機器(="m"achine)間で「安全」「簡単」「低コスト」な雙方向リアルタイム通信を実現するプラットフォーム技術。
*4)香り通信:複數の香料を搭載した香り発生裝置に対し、インターネットを経由して香料の配合データを配信することで、離れた場所で意図した香りを発生させるしくみ。
*5)OSGi:標準化団體OSGiアライアンスにおいて仕様策定が行われているユビキタスネットワークを介して使用する多種多様な端末の機能を柔軟に構築?変更するための、Java言語に基づくオープンなソフトウエア部品化技術
以上