2015/05/07
ニュースレター
城下町や宿場町向けの自然素材を採用した伝統的賃貸住宅発売、2階建和風賃貸住宅商品「セジュールウィット 京和風」 発売 |
大和ハウス工業株式會社(本社:大阪市、社長:大野直竹)は、2015年5月8日(金)より、城下町や宿場町向けの自然素材「土?木?紙」を採用した伝統的賃貸住宅を発売します。
また、同日より、2階建和風賃貸住宅商品「セジュールウィット 京和風」を発売し、賃貸住宅商品のラインアップを拡充します。
1.城下町や宿場町向けの自然素材を採用した伝統的賃貸住宅発売 政府では1975年より城下町や宿場町などの歴史的な地區を伝統的建造物群保存地區として選定し、既存の土地や建物の固定資産稅を非課稅にするなどの稅制優遇措置を行っています。現在では、全國で89市町村?109地區の伝統的建造物群保存地區を指定しており、年々増加しています。 そのような中、當社では2007年に京都市の「新景観政策」(※1)に対応した2階建賃貸住宅「セジュールウィルモア京都仕様」を発売。京都市の景観に調和した商品を展開してきました。 そしてこのたび、全國の城下町や宿場町などの街並み規制の厳しい地區のお客さまをメインターゲットに據え、自然素材「土?木?紙」を採用した在來工法の賃貸住宅を発売することとなりました。 ※1.京都市が2007年9月1日から実施した政策。建物の高さとデザイン及び屋外広告物の規制等を見直したもの。 【城下町や宿場町向けの賃貸住宅】 |
今回発売する賃貸住宅は、外観に日本の伝統的な仕上材である漆喰(しっくい)(※2)の塗り壁や土壁を採用しました。屋根には三州瓦や淡路瓦を採用し、數寄屋風の切妻屋根や入母屋など歴史的街並みに調和する屋根形狀を実現。また、火災が懸念される地域では日本古來の面影を感じさせる防火壁のうだつ(※3)を採用します。 さらに、金沢市や京都市などに多く見られる間口が狹く奧行きが深い短冊形の敷地にも対応でき、特に奧行きがある地域では通り庭(※4)を採用することで、通風や日照を上手に確保できます。 內裝は畳やふすま、障子など日本の風情を感じさせる建具を採用し、柱や梁等の構造軸組材に國産材を活用するなど日本建築の技法や意匠を取り入れました。 本賃貸住宅は、1階を酒屋などの店舗とした店舗併用型賃貸住宅にも対応できます。店舗併用型賃貸住宅では約60cmの橫架材を採用することで広い間口を実現。濕度の調整や蓄熱にも優れた土間縁(※5)を提案することで、伝統的な町屋の風情を感じさせます。 本賃貸住宅により、土地オーナーさまに伝統的な街並みに調和した賃貸住宅の提案を強化します。 ※2.瓦や石材の接著、壁の上塗りなどに使われる、水酸化カルシウム(消石灰)を主成分とした建材。 ※3.日本家屋の屋根に取り付けられる小柱、防火壁、裝飾のこと。 ※4.玄関から裏庭まで続く土間のこと。 ※5.屋外でありながら、屋內の通り土間と連続して使える空間。 |
●商品概要
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2.2階建和風賃貸住宅商品「セジュールウィット 京和風」発売 當社は、2009年11月に2階建賃貸住宅商品「セジュールウィット」を発売し、これまでにシリーズ累計約112,000戸(※6)を販売してきました。 そしてこのたび、本年1月1日からの相続稅非課稅枠の縮小に伴い、賃貸住宅の建設需要が高まる中、土地オーナーさまへの幅広い土地活用の提案と、ご入居者からも選ばれる賃貸住宅を提案するべく、2階建和風賃貸住宅商品「セジュールウィット京和風」を発売し、賃貸住宅商品のラインアップを拡充することとなりました。 ※6.2015年3月末現在。 【セジュールウィット 京和風】 |
「セジュールウィット 京和風」は、格調と風格のある外観シルエットを創り出すことができる和風の賃貸住宅です。 外観は化粧妻飾りや窓前格子、連なる庇(※7)、日本の伝統ある和形瓦などを採用することで、居住空間の細やかな部分にも日本建築の技法や意匠を取り入れました。また、外裝?內裝には和の洗練を感じさせる塗り壁調の外裝材や壁紙をベースに、日本伝統の色味を採用します。 外構は、日本の様々な街並みに調和できるよう、和の洗練を感じさせる外構門?塀や外構照明などを提案します。 當社は「セジュールウィット 京和風」を賃貸住宅商品のラインアップに拡充させることにより、和風の賃貸住宅の発売を強化していきます。 ※7.日差しや雨を防ぐ片流れの屋根形狀のもの。
●和風アイテム |
●商品概要
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以上