2011/07/14
ニュースレター
『レイクタウン「美環の杜(みわのもり)」~地域と共生する街づくり~』など2部門3作品が「第5回キッズデザイン賞」を受賞しました |
大和ハウス工業株式會社(本社:大阪市、社長:大野直竹)は、「第5回キッズデザイン賞(主催:特定非営利活動法人キッズデザイン協議會、後援:経済産業省)」に、2部門3作品が受賞しました。これにより當社は、4年連続複數部門での受賞となります。
なお、2011年10月8日から10月10日まで、埼玉県越谷市のイオンレイクタウンにて、KIDS DESIGN展2011(仮稱 主催:キッズデザイン協議會)」が開催され、受賞作品の一部が展示?公開されます。
●受賞作品
●キッズデザイン賞について(キッズデザイン協議会ホームページより引用) キッズデザイン賞は、2006年発足した『キッズデザイン協議会(特定非営利活動法人:内閣府認証NPO)』が主催する、「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン」「創造性と未来を拓くデザイン」「子どもたちを産み育てやすいデザイン」というキッズデザインの理念を実現し、普及するための顕彰制度です。子ども向けの製品・サービスに限らず、大人向けのものでも、子どもに対する配慮がなされた良質な商品や施設、プログラム、調査研究活動などを対象としており、受賞作品には「キッズデザインマーク」の使用が認められます。 キッズデザイン協議会は、次世代を担う子どもたちの健やかな成長発達につながる社会環境の創出のために、さまざまな企業・団体が業種を超えて集い合うNPOです。
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●フューチャープロダクツ部門 『レイクタウン「美環の杜(みわのもり)」~地域と共生する街づくり~』 当社が開発した埼玉県越谷市の『レイクタウン「美環の杜」(※1)』は、パッシブデザイン(※2)を取り入れた戸建分譲住宅地です。 当街区では、風況・温熱環境シミュレーションを行い、夏は水辺を渡る涼風を街区内に取り込むことで冷房負荷を軽減し、冬は街区の外周りに設置した高垣で北風を遮るなど、“風と光と水の輪”をつくり出しました。また、「フトンカゴ」や「バードバス」などを設置し、生物多様性に配慮した“生態系の環”をつくりました。子どもたちが日頃から動植物と触れ合い、生態系サイクルへの理解を深めることができる環境を提供しています。 さらに、子どもたちが街に愛着を持ち、住み継いでいきたいと思える街になるよう、野鳥観察会等を開催し、地域の歴史や自然を学ぶ機会を提供しました。 あわせて、レイクタウン「美環の杜」のパッシブな暮らし方をまとめた「ライフスタイルブック」をオーナー様に配布するなど、“コミュニティの和”を育む取り組みを行っています。 ※1.戸建住宅街区として初めて、平成20年度「街区まるごとCO2 20%削減事業」に採択されました。 ※2.自然エネルギーを最大限利用した建築デザインのこと。 |
●ユニバーサルセーフティ部門 (1)『ダニが抑制される室内環境の提案』 |
子どもに多いアレルギー症状の主な原因は、ダニの糞や死骸等のダニアレルゲンです。 当社総合技術研究所では、寝具の洗濯や布団日干しがダニアレルゲンの抑制に効果的であることを確認した上で、実態調査を行いました。具体的には、ダニの生態研究から、ダニを効果的に低減できる方法まで研究しました。その結果、ダニの増殖抑制には、湿度調整が効果的であり、湿度を毎日16時間以上53%以下にすることで、ダニの増殖を抑制できることがわかりました。 今後、当研究を活かした室内環境を提案していく予定です。 |
(2)『フィンガーセーフ引戸』 |
当社は、『フィンガーセーフドア』をはじめ、子どもの指挟み事故防止に配慮したアイテムを提供しています。 『フィンガーセーフ引戸』は、2010年「第4回キッズデザイン賞」を受賞した『インテリア引戸フィンガーセーフ仕様』に、より安全性を高めたソフトクローザー機構(※3)を追加したアイテムです。 戸先側にブレーキ距離の長いクローザーを設置し、引戸がゆっくり閉まる距離を長く設計したことで、閉まる時の衝撃や音を小さくするだけでなく、指挟み事故の危険性を小さくし、より安心で安全な引戸としています。 ※3.扉が閉まりきる直前にブレーキが掛かり、その後ゆっくり閉まる機構。 |
以上