2011/07/07
報道関係各位
大和ハウス工業×ソニーCSL スマートハウスの家電機器を、ゲーム感覚で制御する公開実験を実施 |
大和ハウス工業株式會社(本社:大阪市、社長:大野直竹)と株式會社ソニーコンピュータサイエンス研究所(本社:東京都品川區、社長:北野宏明、以下、ソニーCSL)は、スマートフォンのアプリケーションを利用し、ゲーム感覚で家庭內の家電機器を制御する公開実験を、2011年7月8日、9日の2日間、大和ハウス東京ビルに併設の「D-TEC PLAZA(ディーテック?プラザ)」(※1)で開催します。
経済産業省クールジャパン室(※2)の仲介により始まった今回のプロジェクトは、大和ハウス工業におけるスマートハウスの研究(住宅API(※3))と、ソニーCSLが取り組む「生活空間エンターテインメント」の研究成果であるコンテンツ開発プラットフォーム(※4)を用いたスマートハウスにおける新たな付加価値の提案を目的としています。
その一例として、自宅のテレビやエアコンなどの家電機器が親しみやすいアニメキャラクターとなって、機器のコントロールや省エネアドバイスなどを行うスマートフォン上のアプリケーションを開発しました。
ゲームで使われる聲の出演については、株式會社ソニーミュージックアーティスツ所屬タレントの水瀬いのり氏を起用。実際の聲優を使ったアニメキャラクターの聲を流すことで、キャラクターとの親近感を高める試みも行っています。
今後、當公開実験で提案したコンテンツ開発のプラットフォーム技術については、様々な企業やユーザーが利用できるよう公開していく予定です。
※1.2002年4月、東京水道橋にオープンした、新しい住まいと暮らしを提案した體感型施設。
※2.日本の戦略産業分野である文化産業(=クリエイティブ産業:デザイン、アニメ、ファッション、映畫など)の海外進出促進、國內外への発信や人材育成等の政府橫斷的施策の推進を行うため、2010年、経済産業省製造産業局內に新設された部署。
※3.経済産業省にて公募された「平成21年度スマートハウス実証プロジェクト」にて開発。
(https://www.miya2722.cn/release/20100219101523.html)
※4.Kadecot(カデコ)と呼ばれるストーリーゲームの制作に特化した開発環境(http://kadecot.com)
●家電をコントロールする2つのモード |
●ゲームモード スマートフォン上でテレビやエアコン、扇風機、冷蔵庫などの家電機器を擬人化したキャラクターが、ユーザーの家電機器の使い方を元に様々なストーリーを展開するモードです。ゲームを通じて、キャラクターが家電の効率的な使い方を楽しく教えます。 |
●リモコンモード スマートフォン上にキャラクターをモチーフにしたリモコン画面が表示され、家電機器の操作を行うことができます。ゲームをクリアすることで、新たな機能が追加されます。 |
●今後の展開 今回の共同プロジェクトを通して、両社は、スマートハウスに必要な「つながる」家電機器や設備機器の普及を促すとともに、企業やユーザーの積極的な参加による省エネルギー化社会の実現を目指した研究・開発を進めていきます。
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以上