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2007/12/27

報道関係各位

~次世代につなぐ新しい“暮らし方の提案”~

「近居?育孫(きんきょ?いくまご)」

 大和ハウス工業株式會社(本社:大阪市、社長:村上健治)は、2008年1月2日より、戸建住宅の新築をご計畫のお客様に対し、日常生活の中で、“より快適でより豊かな自分らしい暮らし”を感じていただくための住まい方提案を展開します。
 これから年4回を目処に、當社が長年培ったエッセンスやノウハウを余すことなくご紹介し、現代の多様化した暮らしに柔軟に対応できるようなライフスタイル提案を行います。
 その第一弾として、「親世帯」と「子世帯」が近くに暮らす形に著目し、お互いが日常的にサポートしあい、交流を楽しめる暮らし方である「近居?育孫(きんきょ?いくまご)」をご提案します。

 

 

【ポイント】

1.「安心みまもりプランニング」による平面計画

2.「コミュニケーションデバイス」による楽しい暮らしを提案

3.孫にも自分にも優しい「フレンドリーデザイン」を採用

 

 

●展開の背景

 2006年6月に制定された「住生活基本法」では、良質な住宅ストック形成のため、次代に住み継がれる住宅の創出を規定しています。現在、政府が推し進める「200年住宅」への取り組みが今後の住宅業界の重要な課題となってきます。

 当社においても、その促進に向けた取り組みの第一歩として、2006年9月より、住宅基幹商品「xevo(ジーヴォ)」を販売。耐久性と省エネルギー性に優れた当社独自のオリジナル外壁システム「外張り断熱通気外壁」、長期間美観を維持する外壁塗装「XEコート(ジーコート)」を標準仕様としたことでワンランク上の省エネと高耐久性を実現し、また「太陽光発電システム」も合わせて、建築後に住まいにかかる費用「ライフサイクルコスト」を低減できる付加価値の高い住宅です。さらに、25年ぶりに工法を刷新し、耐力壁の強度を従来の1.3倍に引き上げ、住宅全体に必要な耐力壁の数を削減しプラン自由度が向上。大空間や大開口を実現し、新しい生活シーンの提案を可能にしました。

 「住まいは技術で進化し、暮らしをこだわりで豊かにする」というスローガンのもと、住まいの性能とともに、よりよい「居心地」や誰もが満足する「暮らしやすさ」を求めた次世代につなぐ新しい“暮らし方の提案”を展開し、xevoブランドの向上を図っていくことになりました。

 

 

「近居・育孫(きんきょ・いくまご)」

 当社では、ご家族の快適な暮らしの創造のため、断熱や省エネなどの性能・構造だけではない「家族の暮らしぶり」に踏み込んで、アイデアとそれを支えるポイントを盛り込み、提案を行います。今回、その第一弾として、「近居・育孫」を提案します。

 当社総合技術研究所の生活ソフト研究室が中心となって、二世帯の暮らし方、親世帯・子世帯のサポートの在り方などを調査した結果を、この「近居・育孫」に活かしています。

 

 

1.「近居・育孫」とは・・・

 「近居・育孫」とは、当社が提案する新しい暮らしのあり方です。交通手段を問わずに比較的気軽に行き来できる約30分以内の近さに「親世帯」と「子世帯」の住まいがあり、お互いが日常的にサポートし合い、交流を楽しめる暮らし方を「近居」と考えました。

 そして、働くむすめやむすこの子育てや生き方を支えるのが「育孫」。親・子と孫。3世代のよりよい暮らしのために提案するライフスタイルです。

 建て替えや住み替えを検討される際、間取りや外観を描く前に、家族との気持ちのよい関係が築けるような暮らしのきっかけを提供します。

 

近居のイメージ

 

2.調査結果からみる近居

 

●近居の背景

当社の「子世帯との理想の距離感」に関するアンケート調査では、「近居が良い」と考える人が半

数以上もあります。50歳代では53.7%、60歳代では実に63.2%です。

「同居が良い」と考える方の約10%と比べ、その意識が非常に高く、子世帯との適度な距離感や、日常的な交流を心地よく感じていることがわかります。

 

●育孫の背景

一方、近居をして子世帯の子育てをサポートしようと考えている親世帯は、月1回以上のサポートを考えている方が、近居検討者の60%以上を占めています。理由としては、「すぐに駆けつけられる」「日常的な交流が楽しい」「子育てサポート」をあげています。

 

 

3.「近居・育孫」提案

当社では、ほどよい距離でお互いを見守り、サポートしあえる「近居」の暮らし方をより快適にするため、さまざまな提案をご用意しました。近居スタイルには、互いの生活を尊重しバランスよく支えあう「自立型近居」と、将来的な同居も考え、住み継ぎまで想定した「住み継ぎ型近居」の2つに分類。それぞれに、①見守って安心な「安心みまもりプランニング」、②話しあえて安心な「コミュニケーションデバイス」、③暮らしやすくて安心な「フレンドリーデザイン」という3つのポイントを盛り込みました。

 

 

                                              【3つのポイント

 

①見守って安心「安心みまもりプランニング」

 

 「安心みまもりプランニング」とは、視線とつながりをいつも感じることができる平面計画です。家族が集まるダイニングやキッチンから要所要所に目が届く安心みまもり目線。

 普段は夫婦二人の生活を楽しみ、お孫さんが遊びに来られたら「育孫」を楽しむ。人が集まるダイニングやキッチンから洗面所などの水廻りからエアリビング、エントランスまで目線が行き届くように配慮しました。孫の居場所を常に把握でき、夫婦も互いの気配を感じながら程よい「つながり感」を保つことができます。

 

                  安心みまもり目線

 また、住宅の要所要所に動き回れる回遊動線「LOOP(ループ)」を提案。エントランスや水廻りなどに配置し、行き止まりを少なくすることで動線の無駄を省き、ストレスなく、効率的に動き回れる提案です。

 

回遊動線<LOOP

たとえば・・・水廻り・和室・キッチンをダイレクトにつなぐ「家事のLOOP(ループ)」

キッチンを中心とした水廻り・クローゼット・和室を行き止まりなくつながった空間としたプラン提案。洗面室で孫の体を拭いて、コミュニケーションクローゼットで着替えを取り出し、和室で着替えさせる・・・。そんな一連の入浴行動も全て一直線の動きで、ストレスなくできるように配慮した動線提案です。

 

 

②話しあえて安心「コミュニケーションデバイス」

「コミュニケーションデバイス」とは、育孫に対する不安や負担を軽減し3世代のコミュニケーションを活性化する機能と設備です。

週末には家族が集まって、にぎやかに食事をする。趣味が一緒の親と子は、洋服の貸し借りをするなど、ご家族それぞれのコミュニケーションの姿はさまざまです。「集う、食べる、学ぶ、伝える、遊ぶ」といった生活の場面で、3世代の楽しい暮らしを支えます。

●コミュニケーションクローゼット

子世帯のアパートには狭くて置けない着物や雛飾りなども預かって収納。サーフボードやスキー板などのスポーツ用品から、コタツや扇風機などの季節の生活用品までらくらく納まる大型収納スペース。

母娘の洋服の貸し借りなど、活き活きとしたコミュニケーションの生まれるクローゼットです。

●スマートビューカウンター

視界の広いキッチンカウンターが、家族のコミュニケーションを自然と生み、キッチンが楽しい憩いの空間になります。毎日頻繁に使うモノや孫のおもちゃなどが仕舞えるダイニング側に設けた大きな収納も大きな魅力です。

 

 

③暮らしやすくて安心「フレンドリーデザイン」

小さな子供にとってもわかりやすく、使いやすい配慮がされたアイテムは孫のお手伝いへの意欲や自立心を養います。同時に出産前に里帰りしたお腹の大きなむすめにとって、あるいは多少身体が不自由になってきた高齢者にとっても非常に有効です。つまり、孫にやさしい家は自分にもやさしい家であるという考え方が「近居・育孫」における「フレンドリーデザイン※」の考え方です。

●ファミリースイッチ

 照明スイッチの高さを、家族の背丈に合わせて110cmに。身長に関わりなく、誰もが使いやすい位置にしました。

●シンクロ引分け戸

 片側のドアを引くだけで、簡単に全開できる引戸。どこをつかんでも引ける「フレンドリーデザイン引き手」仕様です。

 

「フレンドリーデザイン」とは、ユニバーサルデザインの考え方を核として、「住まいと家族みんなが、いつまでも仲良くあるための空間づくり」を目指した、当社独自のデザインコンセプトです。この「フレンドリーデザイン」の基本性能として、「使いやすさ」・「わかりやすさ」・「安全性」・「美しさ」の4つがあります。

以上


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