バリューチェーンのデジタル化
近年の新型コロナウイルス感染癥(COVID-19)において非接觸?非対面、いわゆる「リモート」での商談需要が高まるなど、お客さまの住まいの選び方、探し方は多様化し、當社としても顧客サービス品質向上や新しい生活空間の創造など、デジタルによるリアルの変革が必要となりました。その一つとして、當社は場所を選ばないリモートでのご案內など、お客さまの利便性や體験価値の向上も含め、積極的にVRを採用しました。
これからの住まい選びは、「どこなら住めるか」ではなく、「どんな場所に住みたいか」を選べる時代になっていくと考えます。働き方を新しく、暮らしをもっと自由に変えていく、そんな新しいワーク?ライフスタイルを見つけていただくために、當社はこれからも皆さまに寄り添い、ご提案し続けていきます。
分譲マンションをご検討いただくお客さまの利便性の向上のため、一部の分譲マンションにおいては、360度カメラで撮影した実際のモデルルームを、場所や時間の制約なく內見できるようにWeb上で公開しました。
また、當社分譲マンションの総合ギャラリー「プレミストサロン東京」では、VRヘッドマウントディスプレイを通じて、立體的にみえる3DVR(*1)のモデルルームが內見できます。
(*1)3DVR:3次元(立體的)の仮想現実のこと。
図1:VRモデルルーム(「プレミスト京都五條」のモデルルームを360度カメラにて撮影)
図2:プレミストサロン東京內観
新築分譲マンション「プレミストタワー新さっぽろ」(分譲済)は當社のてがけた「北海道初、地下鉄駅、商業施設、醫療施設、ホテル直結プロジェクト」の「約55,700m²、住?商?醫?學を含めた大規模複合開発」の一部となっており、それぞれが完成していないうちから販売に入ることが決まっていました。
営業現場において、そうした物件のさまざまな特性を余すことなくお客さまにお伝えするには、営業擔當者の知識を口頭で説明するだけでは複雑すぎて伝わりにくいであろうと當初から想定していました。そこで、技術擔當者と営業擔當者が協力してVRの採用を決め、VRの販促ツールの作成を進めました。完成後の街區の全體像、アクティブリンクという街區の中心部に設置される空中歩廊を通って醫療施設、商業施設などへ行き來できること、各施設の位置関係等を図面や地図だけではなく、VRで立體的かつ動きを使って表現することにより、お客さまに営業擔當者の誰が説明しても內容が等しく伝わりやすいようにしました。
図3:プレミストタワー新さっぽろのVR外観?VRジオラマ
※VR畫像は設計図面等をもとに描き起こしたもので実際とは多少異なります。
IT技術を活用した「VRモデルルーム」を採用することで、オンラインでのご案內でも、よりリアルに近い形で住戸內をご確認いただけるようになりました。住戸ごとのプラン&眺望も確認できるため、お客さまの安心感、納得感にもつながりました。
また、「プレミスト北谷 アラハビーチ The TERRACE」(分譲済)においてはVRモデルルームの採用に加え、案內所は「Daiwa PREMIST Lounge 北谷」を活用することで、従來のように物件ごとにマンションギャラリー?モデルルームを建設して、販売終了すると共に解體するスクラップ&ビルドの展開を改め、提案?販売においても環境に配慮した取り組みとしました。
図4:プレミスト北谷 アラハビーチ The TERRACEのVRモデルルーム
※設計図書をもとに書き起こしたものに現地からの眺望寫真をCG合成したもので実際とは多少異なる場合があります。
図5:案內図